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2018 Fiscal Year Research-status Report

訓点資料本文データベース作成のためのシステム構築

Research Project

Project/Area Number 18K12399
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

蛭沼 芽衣  九州大学, 人文科学研究院, 助教 (20807177)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2020-03-31
Keywords訓点資料 / 訓読 / 情報化
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、訓点資料本文データベースを作成するためのシステムを構築していくことである。そのために①データ項目の選定②入力フォームの作成③検索システムの作成をめざす。
本年度は、データセットのフォーマット(エクセルシート)とそこに入力していくための入力フォームの作成をおこなった。
入力情報は、データベースの根幹となる。これには、漢字の位置情報(巻、丁、行、文字番号)、ヲコト点情報、仮名点情報、声点、句読などの符号、返り点、訓読などを情報とした。ヲコト点、仮名点、声点などは、さらに墨色、形、読みなども項目とした。
また、これらの情報を入力するためのフォームを作成し、授業のなかなどで院生らに使用してもらうことができた。膨大な量の訓点資料を、できるだけ効率的にデータ化できるような入力フォームが必要である。また多くの訓点資料をデータベース化することになれば、入力に多くの人員と時間が必要となる。そのため、誰でも感覚的に利用、入力できるものである必要があると考える。そこで実際に学生に使用してもらい、使い心地などについてフィードバックを返してもらった。そこから、入力フォームの煩雑さ、情報の記号化のしかた(ヲコト点、仮名点などの形や位置などをどう記号化するか)、システムの不完全さといった問題を明らかにすることができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

フィードバックが一度しかおこなえなかった。学生でもわかりやすく、簡単に扱えるものを目指しているため、彼らの協力が不可欠である。

Strategy for Future Research Activity

返してもらった意見をもとに、改良をかさねていく。また、入力データだけでは使用できないので、検索の方法(何を、どう検索にかけるか)をさまざまに想定しながら、検索システムもつくっていきたい。

Causes of Carryover

システムの作成が遅れ、また授業の一環とし使用してもらったため、予定していた学生への謝金として執行できなかった。翌年度は学生にデータベース作成をいくつかしてもらう予定なので、その謝金として使用する。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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