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2018 Fiscal Year Research-status Report

南九州および北琉球の言語地理学的研究

Research Project

Project/Area Number 18K12405
Research InstitutionTokyo University of Social Welfare

Principal Investigator

清水 勇吉  東京福祉大学, 留学生教育センター, 特任講師 (20783187)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2020-03-31
Keywords方言 / 言語地図 / 九州地方
Outline of Annual Research Achievements

当初予定していた初年度計画では、方言通信調査の検証も兼ねたフィールドワークを九州南部から北琉球を中心として奄美大島や徳之島、沖永良部島などの島嶼部を含む各地でおこなうことにしていたが、学生対応等多忙を極めたためかなわなかった。データの信頼性の強化という目的も含め、実際に発話された音声を収録することを想定していたが、次年度に送ることにすることとなった。計画の修正のため、調査地点の数、話者の人数等に関して検討する必要が生じた。
また、『日本言語地図』『全国方言文法地図』『九州方言の基礎的研究』等の比較も兼ね、これまで進めていた『九州言語地図(仮)』の完成・刊行も目指していたが、上に記載した臨地調査を下地に進める予定であったため、完成には至っていない。ただし、日本方言研究会や日本語学会での発表は済んでいないものの、語彙項目を中心とした複数項目の地図化は進んでおり、こちらもまた次年度に移す。
これから刊行する予定の地図集自体に関しては、既に刊行している『九州言語地図―簡易版―』よりも詳細な回答の公開をおこなうこと、また『九州言語地図―簡易版―』よりも大幅な増ページが見込まれること等により、基盤とする白地図のレイアウトの改変や使用する地図記号の再作成の必要性が生じたため、こちらも併せて進めている。研究者向けページ・一般向けページに分けて開設・公開する予定のホームページについては今後の検討課題の一つである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

学生対応等多忙を極めたため、研究の主軸としていた方言通信調査の検証も兼ねたフィールドワークに行くことができなかった点が主たる原因である。

Strategy for Future Research Activity

初年度に計画していたフィールドワークができなかったため、計画の修正として、調査地点の数、話者の人数等に関して検討する必要が生じた。地点数・話者数を必要最低限まで減らし、新規のデータよりも既に所持している方言データを中心に分析を進める。その上で秋期の方言研究会での発表を目指す。
またデータの公開として、『九州言語地図(仮)』の完成・刊行と、ホームページの開設を進める。

Causes of Carryover

当初計画していたフィールドワークに行くことができなかったことが主たる原因である。次年度は当初計画していた鹿児島県の調査を中心に臨地調査すること、学会発表、地図集の刊行と発送に加え、ホームページの開設をおこなう。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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