2022 Fiscal Year Research-status Report
サハとアイヌの口琴音文化交流を通じた自然と音楽行為の関係性に関する人類学研究
Project/Area Number |
18K12600
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Research Institution | Hokkaido University of Science |
Principal Investigator |
荏原 小百合 北海道科学大学, 未来デザイン学部, 准教授 (50719284)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 文化人類学 / 音文化 / サハ / アイヌ / 口琴 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、サハ共和国ヤクーツク市で、口琴奏者や博物館関係者への聴き取り調査や資料収集を実施する予定であったが、コロナ禍やロシアによるウクライナに対する軍事侵攻により渡航を断念せざるを得なかった。標茶町塘路地区で予定していた塘路口琴研究会「あそう会」メンバーへの集中的な聴き取り調査についても、コロナ禍で高齢者が多いことに配慮し、実施を断念した。 一方、世界民族口琴博物館(サハ共和国ヤクーツク市)がオンラインで開催した行事への参加や、現地のホムス奏者やホムス愛好家とのSNSを通じた情報交換は継続した。本研究成果の一部は、一般社団法人日本音響学会2022年秋季特別企画「言語や文化のダイバーシティを考えよう!」のプログラムの一つである「ムックリの演奏と解説」(郷右近富貴子氏と共同2022年9月13日実施)などに反映した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍やロシアによるウクライナに対する軍事侵攻により、サハ共和国に渡航することができず、実施予定だった口琴奏者や博物館関係者への聴き取り調査ができなかった。また道東での集中的な聴き取り調査に関しても、コロナ禍で高齢者への配慮から行うことができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻の状況を注視し、サハ共和国への渡航時期を判断する。
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Causes of Carryover |
コロナ禍やロシアによるウクライナに対する軍事侵攻により、計画通りにロシア連邦サハ共和国でのフィールドワーク調査を一切実施することができなかったため。また北海道東部標茶町塘路での集中的な聴き取り調査についても、コロナ禍で高齢者が多いこと等に配慮し実施することができなかった。今後は、ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻の状況を注視し、調査渡航時期を見極める。また標茶町での調査については、感染対策に配慮しながら、実施してゆく。
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Research Products
(1 results)