• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2020 Fiscal Year Research-status Report

Development of a Learning Support Model with Various Collaborations for Supporting Instructional Activities at Higher Education Institutions

Research Project

Project/Area Number 18K13241
Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

宮原 俊之  帝京大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (40747929)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords学習支援 / ピアサポート / チュータートレーニング / 学習環境デザイン / 教育工学
Outline of Annual Research Achievements

3年目を迎えた2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受け、2019年度後半に引き続き、予定していたITTPC国際チューター育成プログラム認定校として積極的に活動している国内外の大学を視察調査することができなかった。そのため、本研究の目的である学生の多様化が進む高等教育機関において「何ができるようになったか」を実現するための総合的な学習支援体制モデルの中核となる学習支援デスクの質保証にむけて、研究代表者の本務校(帝京大学八王子キャンパス)にて2018年度より開始した学習支援デスクをモデルとして、チューター(本務校ではピアサポーターと呼ぶ)の研修制度の確立、コロナ禍におけるオンラインによる学習支援方法の検討、コロナ後に向けた対面とオンラインでの学習支援方法の検討を行った。また、ピアチューティングにおいては、相談者とチューターとのマッチングを的確に行うために相談者の対応科目を公開するなど、体系的な学習支援体制を実施している海外の先行事例まではいかないまでも、できるところから着手することはできた。今後、さらなるシステム化を図り運用面までフォローできるようにしていく。研修制度については、オンラインによる研修も取り入れながら、ITTPC国際チューター育成プログラム認定校へ申請することができるレベルまで整えることができた。研修や実際の業務をとおしてのチューターの能力変化についても社会人基礎力および学士力の観点で経年比較を実施、効果がでるものとそうでないものが見えてきつつある。最終年度に向けてこの部分についてもまとめていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2019年度後半に引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、国内外への視察調査を行うことができなかった。2019年度初めのITTPC国際チューター育成プログラム認定校として積極的に活動している米国の大学視察調査によって、この学習支援体制のモデルの中核を担う授業外における学生による学生のための学習支援組織には2タイプあることがわかっており、両者を比較検討することで、日本において必要な学習支援の体制を明らかにしていく計画としていたが、現在の社会情勢を鑑みると現実的に非常に厳しい。一方で、研究代表者の本務校で実施している学習支援デスクについては、研修制度の整備や相談者とチューターとのマッチングのシステム化、チューターの修得できる能力の傾向分析などは進んでいる。

Strategy for Future Research Activity

最終年度である2021年度も新型コロナウイルス感染症の影響で国内外(特に国外)への調査は難しいことが予想される。ここまでの研究で、本研究で開発を目指す学習支援体制モデルの中核を担う授業外における学生による学生のための学習支援組織には2タイプあることがわかっており、両者を比較検討することで、日本において必要な学習支援の体制を明らかにしていく計画であったが、そのためには国外への大学へ視察調査が必要であり、現状では厳しい。もしこの視察調査が難しい場合は、国内のITTPC国際チューター育成プログラム認定校や積極的に学生による学生のための学習支援組織への聞き取り調査を実施し、そこから必要な要素をまとめることで、学習支援体制モデルの確立を目指す。

Causes of Carryover

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で予定していた国内外の調査を行うことができず、研究代表者の本務校での取り組みとしたため。
2021年度については、社会情勢をみながらなんとか視察調査を行いたいと考えているが、視察調査が困難になった場合でも、最終年度であることを踏まえて、国内のITTPC国際チューター育成プログラム認定校や積極的に学生による学生のための学習支援を行っている大学へ聞き取り調査を実施する予定のため、相応の使用額が見込まれる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 学生による学生のための学習支援を中核とした学習支援モデルの開発 -オンラインによる学習支援デスクの試み-2020

    • Author(s)
      宮原俊之
    • Organizer
      第45回教育システム情報学会全国大会

URL: 

Published: 2021-12-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi