2020 Fiscal Year Annual Research Report
The relationship between different types of Internet addiction and attentional bias: from the view of stress action
Project/Area Number |
18K13349
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
津村 秀樹 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(社会総合科学域), 講師 (70636836)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
Keywords | インターネット依存 / 注意バイアス / ストレス / コルチゾール / αアミラーゼ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、インターネット依存傾向、注意バイアス、ストレス反応の関連を明らかにすることを目的とした。研究1では、インターネット依存傾向における心理社会的ストレッサーに対するストレス反応(感情、コルチゾール、αアミラーゼ、血圧)の特徴を明らかにすることを目的とした。インターネット依存の有病率の高いことが報告されている青年期の者を対象として、インターネット依存、ストレス反応を測定する質問紙等に回答を求めた。また、ストレス負荷課題を実施し、ストレス反応の変化を測定するため、ストレス負荷の前後で、感情を測定する質問紙への回答、唾液の採取(唾液中コルチゾール、αアミラーゼの測定のため)、血圧の測定を行った。その結果、インターネット依存傾向を示す者では、インターネット依存傾向を示さない者と、気分、血圧、αアミラーゼの反応は同等に上昇したが、コルチゾール反応は低かった。研究2では、インターネット依存傾向における注意バイアスとストレスの関連性の特徴を明らかにすることを目的とした。大学生を対象として、インターネット依存、ストレス反応を測定する質問紙等に回答を求めた。また、ドットプローブ課題を実施して、インターネット関連刺激に対する注意バイアスを測定した。その結果、インターネット依存と統制群の間に、ストレス反応とインターネット関連刺激に対する注意バイアスとの関連性の強さに差異は見られなかった。
|
Research Products
(2 results)