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2019 Fiscal Year Research-status Report

混合研究法を用いた精神症状の観察技術の可視化と技術の教育効果の評価

Research Project

Project/Area Number 18K17486
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

千葉 進一  徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 准教授 (30515622)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywords視線解析 / 精神看護 / 観察技術
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、混合研究法を用い、精神症状の観察場面で精神看護の経験者と経験が浅い者の視線運動の相違と思考過程の明確化を行うことである。本研究の意義は、看護師の精神症状の観察技術を質的だけでなく、視線解析機器を用いて量的にも明確にすることである。
当初の研究計画より2点変更を行った。まず一点目は対象者の変更で、精神看護の経験年数が10年以上の熟練看護師を対象としていたが、5年以上の中堅看護師以上と変更した。二点目は使用する動画で、精神症状や抗精神病薬の副作用などが観察できる精神障害者とし、研究施設責任者と患者本人に研究説明及び同意取得を行い動画撮影したが、ほとんど症状等を動画から観察できなく、使用する動画として適当ではなかったため、研究計画で予定していた既製品のDVDで俳優が精神障害者を演じている動画に変更した。現在までに、研究協力施設の決定、施設責任者の研究説明及び同意取得、対象が観察する動画の決定、中堅看護師1名、看護学生11名のデータ収集を実施した。
今後は、中堅看護師19名、看護学生9名に視線解析機器を通し精神障害者の動画を観察してもらい、観察中の視線解析及び観察直後、視線解析ソフトで視線運動を解析する。その後、注視領域、注視の合計時間、視線移動の経過等の解析結果を中堅看護師、看護学生に見せ、なぜその箇所を観察したのか、その箇所の観察で何を考えたのか等についてインタビューを実施する。中堅看護師と看護学生の精神障害者の観察における視線解析結果を統計解析し、インタビュー内容を内容分析し、その結果を関連学会で発表及び論文投稿を行う。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本研究の目的は、混合研究法を用い、精神症状の観察場面で精神看護の経験者と経験が浅い者の視線運動の相違と思考過程の明確化を行うことである。本研究の意義は、看護師の精神症状の観察技術を質的だけでなく、視線解析機器を用いて量的にも明確にすることである。研究対象者は看護師と学生で、看護師のデータ収集は終了したが、感染症の感染拡大の影響で、学生からデータを収集できない状況でデータ収集が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

看護学生9名に視線解析機器を通し精神障害者の動画を観察してもらい、観察中の視線解析及び観察直後、視線解析ソフトで視線運動を解析する。その後、注視領域、注視の合計時間、視線移動の経過等の解析結果を中堅看護師、看護学生に見せ、なぜその箇所を観察したのか、その箇所の観察で何を考えたのか等についてインタビューを実施する。中堅看護師と看護学生の精神障害者の観察における視線解析結果を統計解析し、インタビュー内容を内容分析し、結果を関連学会で発表及び論文投稿を行う。

Causes of Carryover

2018年度に、当初予定していた視線解析機器のレンタルを購入に変更したため前倒し請求を行い、その結果2019年度の科研費が少額となった。2020年度に研究結果の学会発表、発表のための出張、論文投稿を控えているため、2020年度に経費を繰り越した。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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