2020 Fiscal Year Research-status Report
使いやすさを考慮した高齢生産者と消費者を繋ぐ双方向システムに関する研究
Project/Area Number |
18K18321
|
Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
加島 智子 近畿大学, 工学部, 講師 (30581219)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 情報デザイン / 農業情報 / 農業デザイン / スマート農業 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,生産者と消費者を繋ぐ新しい情報の形をデザインを行なってきた.特に,高齢生産者でも直感的に操作ができ継続的な利用が可能となる情報発信システムの研究を行なってきた.生産者と消費者を繋ぐ新しい形の情報のあり方として,SNSを用いた新しい情報発信システムを開発し,実証実験にて検証を行なってきた.また,使いやすいUIデザインを適用することでより直感的に操作が可能となるシステムを設計してきた.現在はシステム開発と運用実験を繰り返し行なっている状況にある.新型コロナウイルスの影響により,現場での調査や実験と学会発表などについて制約条件が多く,実施困難な状況が続いている.その影響により実験など進んでいない部分もあるが,今後の新しい問題点や方向性,オンラインによる企業の方との意見交換などを行い,生産者にとって手間を強いることない使いやすいシステムや,より有効な情報発信や情報の分析を進めている.また,生産者の伝えたい思いのみでなく,消費者が生産品を購入することで喜ぶ仕組みの検討も進めており,商品化を目指して作成を進めている状況である.更に,新型コロナウイルスの影響により実験方法の変更なども含めて検討を進めており製品の接客による説明などをいかに減らすか,現場での情報を来店することなく生産者により正確に伝える方法の検討を進めている.また,生産者の所得向上を目指すための新たな取り組みを行うためのデータ分析を行う準備を進めている.
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在,研究の最終段階に入り実証実験や現場の意見,学会発表などによる意見交換が必要な段階にあるが,新型コロナウイルスの影響により出張や学会などの制約が大きく影響している状況である.
|
Strategy for Future Research Activity |
今後の研究として,可能な範囲での実験を行うことを計画しているが,新型コロナウイルスによる影響で現場での実験が困難な場合は,オンラインによる意見交換や専門家による意見交換を行い研究を進めていく予定である.
|
Causes of Carryover |
新型コロナウイルス の影響により計画していた国際会議,国内会議の出席の見合わせやオンラインによる参加へと変更した.また,実験においても実施できる環境が整わずに実施できず多くの実験や調査を見送ったことにより使用の変更が起こっている.
|