2021 Fiscal Year Research-status Report
教育と福祉専門職間の協同関係構築と新しい専門性のための研修体制に関する実践的研究
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18K18618
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
高橋 満 東北大学, 教育学研究科, 名誉教授 (70171527)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大高 研道 明治大学, 政治経済学部, 専任教授 (00364323)
岡 幸江 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (50294856)
槇石 多希子 仙台白百合女子大学, 人間学部, 名誉教授 (80209402)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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Keywords | 協同関係 / 社会福祉士 / 社会教育職員 / 公民館 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度はコロナウィルスの影響で出張とをして研究会,発表をすることができなかった.代わりにZoomを使った4つの国際学会を中心に研究成果を発表してきた.テーマは,「ジェンダー平等に向けてのコミュニティ教育」,「ニューノーマル社会におけるノンフォーマル教育の役割」,「教育への参加とケイパビリティ・アプローチ」,「コミュニティ・アートの意義」などである. これらの成果をまとめて報告書として出版することができた.それは,「社会教育研究の新しい視角:A.センのケイパビリティ・アプローチ適用の試み」(2021年10月)である.また,日本社会教育学会ではプロジェクト研究の報告として,「高齢者の社会教育への参加とケイパビリティ」として報告し,これをもとに,「高齢者の社会教育への参加:ケイパビリティ・アプローチの可能性」放送大学宮城学習センター『研究収録』第5号に掲載することができた. それぞれの事例における専門職員の役割と専門性の解明,それための研修のあり方について焦点を当てて分析することができた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナウィルスの影響で現地調査を実施することが困難であったため.とくに,所属大学の行動規範で県外出張が不可能であった.
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Strategy for Future Research Activity |
教育職と社会福祉職との協働関係構築のための理論的検討を継続して進めつつ,コロナ終息後に現地調査を実施することにより回復を図りたい.理論的成果は海外の国際学会を含め積極的に行う予定である.
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Causes of Carryover |
コロナウィルスの影響で現地調査が実施できなかったため.
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Research Products
(6 results)