2019 Fiscal Year Annual Research Report
Renovation of osteoporosis check-up and management according to fracture risk assessment using a novel three-dimensional structure index for the proximal femur
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18K19711
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
伊木 雅之 近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 裕規 近畿大学, 医学部, 講師 (10330797)
立木 隆広 中京学院大学, 看護学部, 准教授 (10734650)
由良 晶子 近畿大学, 医学部, 講師 (80142595)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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Keywords | 骨折リスク / 骨粗鬆症 / 3次元構造解析 / 骨粗鬆症検診 / 骨粗鬆症診療 |
Outline of Annual Research Achievements |
FORMEN研究の10年次調査を完遂し、受診者900人の内、大腿骨近位部骨折は20人に満たず、分析には至らなかった。 JPOS研究では20年次追跡調査の受診者と未受診者調査の回答者、計1740人中、67人に大腿骨近位部骨折が発生した。発生率は2.18/1000人年であった。 大腿骨近位部3次元構造強度指標として、近位部全体、頸部、転子部のIntegral vBMD、Trabecular vBMD、Cortical vBMD、Cortical thickness、Cortical sBMDを算出した。いずれの指標も大腿骨近位部骨折群では非骨折群に比べて有意に低値であった。 大腿骨近位部3次元構造強度指標の骨折予測性能を明らかにするために、大腿骨近位部骨折をアウトカムにした骨強度指標の比例ハザード回帰を行い、赤池情報量規準(AIC)を従来型の大腿骨頸部面積骨密度(aBMD)と比較した。AICはIntegral vBMDとTrabecular vBMDではいずれの部位でもaBMDより有意に小さく、データの分布によく当てはまった。一方、Cortical vBMD、Cortical thickness、Cortical sBMDでは当てはまりは悪かった。 大腿骨近位部骨折をアウトカムにした骨強度指標のLogistic回帰を行い、ROC曲線下面積(AUC)をaBMDと比較した。AUCは頸部のTrabecular vBMDで0.805 (95%信頼区間: 0.762, 0.848)で、aBMDの0.780 (0.733, 0.826)より大きい傾向にあった(p=0.0706)。 aBMDと3次元構造強度指標の組み合わせによる骨折リスク予測性能の改善を試みたが、両者には高い相関があり、同じロジスティックモデルに投入できなかった。
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Research Products
(2 results)