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2018 Fiscal Year Research-status Report

Elucidating how the longevity gene SIRT1 regulate alcohol preference.

Research Project

Project/Area Number 18K19726
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

佐々木 努  群馬大学, 生体調節研究所, 准教授 (50466687)

Project Period (FY) 2018-06-29 – 2020-03-31
Keywords飲酒欲求 / FGF21 / オキシトシン
Outline of Annual Research Achievements

昨年度は、「実験1:遺伝子改変マウスを用いた中枢メカニズムの検証」の中で、Oxtニューロン特異的Sirt1増加・欠損マウスのアルコール嗜好性の検証、および、Oxt神経特異的Klb欠損マウスのアルコール嗜好性の検証のプロジェクトを重点的に進めた。
オキシトシン神経特異的Klb欠損マウスの解析より、FGF21-オキシトシン系がアルコール嗜好性の制御を担う(同シグナル伝達系の欠損は、アルコール嗜好性を高める)ことがわかった。
また、Oxtニューロン特異的Sirt1増加・欠損マウスの解析を通して、SIRT1は同シグナル系を増強させてアルコール嗜好性を抑制する方向に作用する(SIRT1増加マウスでは、アルコール嗜好性が低下する)ことが、わかってきた。他方、オキシトシン神経特異的Sirt1増加・Klb欠損マウスの解析も行い、SIRT1によるアルコール嗜好性の抑制効果には、FGF21-オキシトシン系の機能が必要であることを示唆するデータも得られつつある。
これらの現象は、各種のアルコール濃度の溶液に対する2瓶選択試験により確認できている。
さらに、「実験2:メカニズムの応用の可能性の検証」に関しては、経口摂取可能な物質により、同定したシグナル伝達経路への介入を試み、アルコール嗜好性を抑制できるかを検証した。その結果、一定の結果を得るに至った。その結果、一部の研究目的を達成することが出来ているものの、投与量やサンプル数などについて、追加検証が必要な何回まで、昨年度は進めることが出来た。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

当初予定していた2つの実験のうち、「実験1:遺伝子改変マウスを用いた中枢メカニズムの解明」を進め、仮説を支持する結果を得ることが出来た。
また、「実験2:メカニズムの応用の可能性の検証」についても、同カテゴリーで予定していた2つの小実験のうち1つを終了させることが出来たため。

Strategy for Future Research Activity

現在得ている実験データをもとに、細かいメカニズムの解明をさらに進める。また、進行途中の実験については、十分な量のデータを取得し、結論を出す。
これらの成果をまとめ、英文原著論文として報告することを目標に、本年度は研究を推進する。

URL: 

Published: 2019-12-27  

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