2020 Fiscal Year Research-status Report
Establishment for the Real-time visualization system of the radioactive material transfer in the small insect living outdoors..
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18K19855
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
中島 裕美子 九州大学, アイソトープ統合安全管理センター(伊都地区), 教授 (70244340)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤淵 俊王 九州大学, 医学研究院, 教授 (20375843)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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Keywords | リアルタイムイメージング / ガンマカメラ / シンチレータ / セシウム(Cs-137) / ラジオアイソトープ / カイコ(Bombyx mori) / クワコ(Bombyx mandarina) |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、デジタルカメラガンマ線イメージングシステムの基礎検討結果を論文化した。具体的には、市販のデジタルカメラとシンチレータアレイをベースにしたリアルタイムイメージング法の提案のための実験として、ガンマ線の代用としてX線を用い、デバイス(PENTAXKPおよびORCA-sparkC11440-36Uデジタルカメラの2種類)の感度と解像度を評価した。ヨウ化セシウムシンチレータアレイにX線を照射して、ライブビュー画像を使用して発光状態を確認、ピクセル値を線量率の関数として評価、さらにイメージインテンシファイア(I.I.)を使用して光信号を増幅することに応じた発光の状態を解析した。ORCA-sparkは核医学検査に適用するのに適した予測線量率で発光を観測できたが、ガンマ線の広がりを制御するにはコリメータが必要であることが判明した。一方これにより感度が低下するため、シンチレータから放出される光の量を増やし、カメラの感度を向上させることが重要であることが示唆された結果となった。 またシステムのガンマ線検出感度を上げるために別のシンチレータGAGGを用意し、基本特性を評価した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
オーダーメイドのシンチレータGAGGでは分解能の向上が確認できたもの目的の線量率でのイメージングがうまくいかなかったこと。また実験室でのカイコを用いた実験が、カイコ幼虫の入手などを含め、計画通りに進まなかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
コストとの兼ね合いから、既存のシステムに感度を向上させるため、I.I.を装着したシステムでの基本特性の評価、また重金属のコリメータを(3Dプリンターで)作成し、ガンマ線イメージングにおける空間分解能の評価を実施する。 カイコのセシウムやコバルトの代謝の評価、被ばくの状況を、小動物用SPECT-CTや、立体イメージングプレートを用いた画像を取得することにより評価することを並行して進める。さらに低線量から中線量レベルにおけるカイコの放射線影響について明らかにする。
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Causes of Carryover |
システムのガンマ線検出感度を上げるために別のシンチレータGAGGを使って分解能を確認できたが、目的の線量率でのイメージングは期待どおりにいかなかったため、システムにI.I.を装着したシステムでの基本特性の評価、また重金属のコリメータを作成し、ガンマ線イメージングにおける空間分解能の評価を実施する。 カイコのセシウムやコバルトの代謝の評価、被ばくの状況を、小動物用SPECT-CTによる画像取得する(利用料金発生)や、学内のアイソトープセンターのFLAを用いることにより評価する。
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