2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of next generation multi-dimensional endoscope system
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18KK0457
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
新垣 雅人 北海道大学, 医学研究院, 客員研究員 (30788245)
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Project Period (FY) |
2018 – 2021
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Keywords | Photosesityzer / 内視鏡 / PDT / 光線力学的治療 / レーザー |
Outline of Annual Research Achievements |
次世代内視鏡に必要な要素として、カメラの小型化のみならず、蛍光、レーザー治療そして超音波機能を融合しそれを臨床に活用することを目標としていた。 蛍光に関しては、現在いろいろなphotosensityzerが利用できるがそれぞれ一長一短があり、また内視鏡で使用できるものも限られている。5ALA、PLP, OTL38と呼ばれるphotosensityzerに関しては肺癌に集積する可能性がしてされており、その肺癌への集積性と手術での活用について検討した。5ALAは比較的歴史のある物質であり、腫瘍に集積することが知られているが、励起光が短いため深部の腫瘍の同定には向かない。そこで赤色光による同定を試みており、現在条件を検討中である。PLPもは比較的長い波長の光を使用できるがそれでも深達度6-7mmt程度である。この物質は腫瘍の同定よりレーザー治療にフォーカスし研究をすすめ、PLPと呼ばれるphotosensityzerによるPDTにおいて、肺癌を治療しうること、そしてそのPDT治療を繰り返すことで、全身性の肺癌に対する免疫反応を引き起こしabscopal effectと呼ばれる遠隔手転移巣に対する抗腫瘍効果を発揮することを確認した。OTL38はICGと似たスペクトラムを持ち、腫瘍に集積する物質である。本物質の腫瘍同定に関する有効性は2022年AATSで発表予定である。またICGを同定できる蛍光内視鏡を使用し、生体ブタを使用し、ブタの肺癌センチネルリンパ節の同定が可能かどうか、同定に必要なICGの濃度、蛍光強度などを検討した。本結果は2022年AATSで発表予定である。細径化に関してOKF社と共同研究を行い、細径のレーザー内視鏡使用し、気管支鏡下においても複数種類の蛍光やレーザー治療が可能かどうかの検討を行い、マウス肺癌のモデルでのレーザー治療が可能であることを確認した。
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Research Products
(4 results)