2020 Fiscal Year Annual Research Report
Study on the idea for the society based on the support for children in adverse situation, on account of the narrative around this support
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18KT0032
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
村上 靖彦 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (30328679)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渋谷 亮 龍谷大学, 文学部, 准教授 (10736127)
永野 咲 武蔵野大学, 人間科学部, 講師 (10788326)
佐藤 桃子 島根大学, 学術研究院人間科学系, 講師 (10792971)
久保 樹里 大阪歯科大学, 医療保健学部, 講師 (10803679)
遠藤 野ゆり 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (20550932)
大塚 類 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 准教授 (20635867)
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Project Period (FY) |
2018-07-18 – 2021-03-31
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Keywords | ナラティブ / 発達障害 / 子ども食堂 / 地域の子育て支援 / 児童養護施設 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウィルスの影響で、予定していた研究会が開催できなくなりまた内外の取り組みの視察もできなくなってしまい、研究については計画の大幅な変更を余儀なくされた。 10月24日に浦河べてるの家の向谷地生良氏、池松麻穂氏を大阪市西成区にお迎えし、NPO法人こどもの里の荘保共子氏とともにオンラインシンポジウムを開催するとともに、向谷地氏は当事者研究のワークショップや講演も開催した。 当初、京都の大学フォーラムを利用して大規模のイベントとする予定であったが不可能になったものの、当日はオンラインで180名を超える視聴者が参加し、またシンポジウムの模様は、『看護教育』2021年 2月号, pp.146-156において「地域での子育て 誰も取り残されない社会の作り方――「こどもの里」と「べてるの家」が出会うとき」というタイトルで特集記事が組まれた。 また、科学研究費補助金研究3年間の成果として明石書店から研究代表者・分担者全員による執筆で書籍を出版予定であり、すでに原稿は出版社に提出済みで、現在編集の作業を行っている。1章「笑いと共感:発達障害傾向にある幼児の母親コミュニティの機能」(大塚類)、2章「生き生きとした母親の語りから強さを読み解く」(遠藤野ゆり)、3章「社会的養護のもとで育った若者たちが『語る』ということ 」(永野咲)、4章「地域の「すき間」を埋める子どもの居場所づくり」(佐藤桃子)、5章「放課後と居場所:放課後等デイサービスから考える」(渋谷亮)、6章「にしなり☆こども食堂を作るきっかけになったA君について」(村上靖彦)、7章「1-1.施設の混乱と言葉の回復」(久保樹里」という章立ての予定で、令和3年度中の刊行を目指している。
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Research Products
(22 results)