2007 Fiscal Year Annual Research Report
政策関心空間の構造分析と政治的意思決定支援への応用
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19024035
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| Research Institution | Shizuoka University |
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Principal Investigator |
佐藤 哲也 Shizuoka University, 情報学部, 准教授 (70322089)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂野 達郎 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 准教授 (40196077)
山口 浩 駒澤大学, グローバル・メディア・スタディーズ学部, 准教授 (70433761)
石川 博 静岡大学, 情報学部, 教授 (60326014)
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| Keywords | 政策科学 / 選挙 / 世論計測 |
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| Research Abstract |
本研究では、インターネット上における政策関心空間の把握、分析をすすめた。特に、2007年に実施された参議院選挙にあわせたいくつかの実験を行った。具体的には下記の通りである。
1)政策関心空間の分析に基づく争点抽出技術の開発政策関心空間の分析の結果を通じて得られたデータを元に、選挙における客観性の高い争点を特定する技術・具体的方法論を開発した。特にdeliverativepollと呼ばれる、実験的なアプローチや予測市場に代表される、マーケットメカニズムを生かしたアプローチの検討を行った。これについては実際にEUで行われた実験の様子を調査し、日本での適用を予定している。
2)参院選における争点抽出技術の実証実験一連の研究の成果、特に争点特定技術を生かして、参院選立候補者に関する政治的主張や公約に関する比較を行う動的コンテンツを有するサイトを構築した。具体的には候補者の公約をXML形式でフォーマットし、検索システムを提供した。これらのアプリケーションについてはsangi.inというドメインで公開し、多数のアクセスを得た。
3)2)参議院選挙の際にも実施した予測市場のアプリケーションを元に、より安定的に運営できるサイトであるshuugi.inを開設し、次回総選挙に向けた政治現象の予測サイトの運営を開始した。これについては、日本で初めての試みであり、今後の世論計測技術としての様々な展開が期待される技術である。
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