2007 Fiscal Year Annual Research Report
アンドロイドを用いた身体コミュニケーションの基礎研究
Project/Area Number |
19024052
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
石黒 浩 Osaka University, 大学院・工学研究科, 教授 (10232282)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 泰 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教 (70403334)
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Keywords | アンドロイド / メディア / センサ / 引き込み / 印象評価 |
Research Abstract |
本年度は,これまでのアンドロイドの無意識動作の生成に関する研究に加え,多種多様なセンサを用いながら,人間と親和的に関わるアンドロイドの動作生成の工学的モデルの作成を目的として取り組んだ. 具体的な課題は,以下の4つである. a)複雑なアンドロイドの制御. b)視線(等)による相互作用への引き込み c)センサ情報を伴うアンドロイドの制御. d)感情を伴う人間関係の中のアンドロイド. 複雑なアンドロイドの制御の研究として,人間の運動をモーションキャプチャ装置によって計測し,計測したヒトの動作パターンに基づいて,より人間らしいアンドロイドの動作生成の枠組みについての研究を行った.視線(等)による相互作用への引き込みの研究として,本年度は視線を揺らす事が対話相手によるアイコンタクトの有無の判断にどのように影響を与えるかを調べ,揺れる視線がアイコンタクトを成立させるための条件を緩和することが明らかになった.センサ情報を伴うアンドロイドの制御の研究として,本年度は物を見つめる視線と印象について調べ,複数の注視対象をゆらぎながら切り替える効果について調べ,注視対象の切り替えメカニズムが人間らしい振る舞いの実現に必要な要素である事を示した.感情を伴う人間関係の中のアンドロイドの研究として,コミュニケーションにおいて陪席者の動作が与える影響について調べ,陪席者の振る舞いにより対話の印象が変る事が分かった.
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Research Products
(11 results)
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[Presentation] Analysis of head motions and speech, and head motion control in an android2007
Author(s)
Ishi, C.T., Haas, J., Wilbers, F. P., Ishiguro, H., and Hagita, N.
Organizer
The 2007 IEEE/RSJ Interational Conference on Intelligent Robots and Systems (IROS 2007)
Place of Presentation
San Diego, California, USA
Year and Date
20071029-1102
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