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2007 Fiscal Year Annual Research Report

Notchシグナルによる抗寄生虫応答機構の解明

Research Project

Project/Area Number 19041052
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

安友 康二  The University of Tokushima, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (30333511)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 前川 洋一  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (10294670)
KeywordsNotch / 寄生虫感染 / Tリンパ球 / 免疫回避 / 細胞傷害性機能 / 宿主寄生体相互作用
Research Abstract

寄生虫感染に抗する免疫システムの制御機構および寄生虫の免疫回避機構を明らかにすることは、ワクチンをはじめとした抗寄生虫予防法・治療法を開発するためには必須事項である。本研究では原虫感染に対する獲得免疫応答におけるNotchシグナルの関与を明らかにし、Notchシグナルを制御することによる免疫制御法・ワクチン補助療法の開発を研究目的とする。また、寄生虫側のNotchリガンド様分子よる宿主免疫系の撹乱による免疫回避機構についても検討することを目的とした。本年度は細胞傷害性Tリンパ球の活性化にNotchシグナルが寄与するか否かについて検討し、Notch2シグナルが細胞傷害性Tリンパ球のエフェクター機能に必須の役割を担うことをトリパノソーマ原虫感染モデルを用いて明らかにした。特に、トリパノソーマ原虫感染をNotch2欠損Tリンパ球では制御不能であることを見いだした。また、Notch2シグナルがPKAのシグナル系とクロストークしてエフェクター機能分子の発現を制御していることも解明した。まさらに、NotchリガンドであるJagged2がNK細胞の活性化に重要な役割を担っていることを個体レベルで解明した。本結果から、Notchシグナルは獲得免疫系および自然免疫系の両者に作用し、感染免疫応答に寄与していることが明らかになった。また、原虫あるいは線虫由来のNotchリガンド用分子の単離を試み、そのうちのいくつかについては全長遺伝子をクローニングすることに成功した。来年度は、クローニングした遺伝子を用いて、宿主Notchとどのように相互作用するかについての検討を行うことを計画している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Malaria parasites require TLR9 signaling for immune evasion by activating regulatory T cells2008

    • Author(s)
      Hisaeda
    • Journal Title

      The Journal of Immunology 180

      Pages: 24962503

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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