Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深澤 良彰 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20165252)
吉岡 信和 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 特任准教授 (20390601)
石川 冬樹 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 助教 (50455193)
鄭 顕志 早稲田大学, 理工学術院, 助手 (40434295)
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Research Abstract |
平成19年度は,主に各実施項目における研究課題解決を目標とし,研究を実施した. 実施項目1の担当者は,実施項目5の担当者と協力して,計測内容の要求を洗い出し,計測要求を抽出,分析し,要求記述言語を構築した.また,要求と計測処理間の関係を分析し,自動変換可能な箇所と,手動変換が必要な箇所を明確化した.手動変換が必要な箇所については変換手順をパターンとしてまとめた. 実施項目2の担当者は,ミドルウェアの基盤となるWSNプラットフォームを設計し,TinyOS上に実装した.プラットフォームは,機能ごとにコンポーネント分割したアーキテクチャを採用し,各研究成果を適用可能なように拡張性を高めている.また,SunSPOTへの移植を計画した. 実施項目3の担当者はWSN内の自己再構成機構に関する研究を進め,WSN処理間の通信方式やグループ移動,省資源性と計測精度を考慮した計測処理配備ノード選択手法,WSN内における分散ストレージに関する研究を行った. 実施項目4の担当者は,耐故障性やセキュリティに関する研究を行い,計測処理グループに頑健性を持たせるための複製管理手法や,悪意のあるノードからのイベントを検知するための手法を提案した. 実施項目5の担当者は,実証実験に備え,評価実験用シナリオを具体化した.
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