2008 Fiscal Year Annual Research Report
価値と信用を搭載するディペンダブルなLSIの設計手法の研究
Project/Area Number |
19200004
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
安浦 寛人 Kyushu University, システムLSI研究センター, 教授 (80135540)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 寿倫 福岡大学, 工学部, 教授 (00322298)
松永 裕介 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 准教授 (00336059)
井上 創造 九州大学, 附属図書館, 准教授 (90346825)
池田 大輔 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 准教授 (00294992)
稲永 俊介 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 特任准教授 (60448404)
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Keywords | ディペンダブル / LSI設計フロー / ICカード / 人為的な誤り / 悪意ある攻撃 |
Research Abstract |
本年度は昨年度の成果をもとに、ディペンダビリティを向上させるためのシステムアーキテクチャ、LSIアーキテクチャ、設計手法の確立を中心に研究を進めた。 まずディペンダビリティの定義と評価尺度に関して、既存の信頼性や安全性の評価尺度との関係を明確化した。また、情報システム全体におけるディペンダビリティの定義について広く関係者と議論を行い、その試案をまとめた。また第14回アジア南太平洋設計自動化会議(ASP-DAC2009)において、Special Session: Dependable VLSI: Device, Design and Architecture -- How should they cooperate?-にパネリストとして参加し、概念の普及と一般化を行った。 ディペンダビリティを阻害する要因とそれに対する対策として、ディペンダビリティを向上させるためのシステムレベルのアーキテクチャ、LSI内部のアーキテクチャについて検討を行った。具体例として、スキャンパスの概念を一般化した可観測性・可制御性の向上を利用したディペンダビリティ向上策について検討を行った。 ディペンダブルLSIの設計フローの確立に関しては、ディペンダビリティを向上させるための設計フローをまとめた。ソフトエラーに対する耐性を評価し、それを強化するための設計フローについて検討を行った。 昨年度から引き続きICカードを中心とする社会情報基盤の実証実験からのデータ収集を行った。またそれに基づいてディペンダビリティの評価尺度の検討へのフィードバックを行った。
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Research Products
(30 results)