2009 Fiscal Year Self-evaluation Report
Studies on glaciological environment and disaster prevention for Shiretoko Peninsula area
Project/Area Number |
19201013
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
Environmental technology/Environmental materials
|
Research Institution | Kitami Institute of Technology |
Principal Investigator |
TAKAHASHI Shuhei Kitami Institute of Technology, 工学部, 教授 (50125390)
|
Project Period (FY) |
2007 – 2010
|
Keywords | 知床 / 世界遺産 / 雪氷環境 / 雪氷防災 / 雪氷利用 |
Research Abstract |
2005年7月、北海道・知床半島はユネスコ世界自然遺産となった。その選定理由は、知床半島が、希少動物が生息する地域であることと流氷が育む豊かな海洋生態系と原始性の高い陸域生態系の相互関係に類を見ない特徴があることである。 しかしこの地域はサケ・マス等の有数の漁業地域であり、観光地域でもあり、人間生活との関係が問題点でもあった。自然保護は非常に重要な要素であるが人間生活も大切な要素であり、「自然と人間の共生」の観点から本研究を進める。とくに、この地域は冬期間は厳しい気象環境であり、知床横断道は、1年のうち半年以上は閉鎖され、半島両側のウトロ地域と羅臼地域は分断されて産業・流通にも支障を来している。また2004年1月大雪時、道路交通は寸断され、電力も長期間停電し大きな問題点となった。 そこで知床地域の海氷(流氷)観測、大気環境観測、雪氷環境、気象特性、交通環境、雪氷防災等の冬の環境に焦点を絞った研究を行う。
|
Research Products
(11 results)