2008 Fiscal Year Annual Research Report
『仮想地球空間』の創出に基づく地域研究統合データベースの作成
Project/Area Number |
19201052
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
荒木 茂 Kyoto University, 大学院・アジア・アフリカ地域研究科, 教授 (00158734)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 正一郎 京都大学, 地域研究統合情報センター, 教授 (50218616)
王 柳蘭 京都大学, 地域研究統合情報センター, 研究員 (50378824)
梅川 通久 京都大学, 地域研究統合情報センター, 研究員 (80372548)
水野 啓 京都大学, 大学院・地球環境学堂, 助教 (10260613)
舟川 晋也 京都大学, 大学院・地球環境学堂, 教授 (20244577)
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Keywords | 仮想地球 / データベース / 地域研究 / 地理情報システム / グーグルアース / 地域間比較 / 地理教育 |
Research Abstract |
(1) 平成20年度には6回の仮想地球研究会を開催し、その内容をデータベース化した。その内容は、「人類の起源と拡散」、「映像作品製作と地域の論理」、中沢新一講演会、「イネ科雑穀の起源と伝播」、「生命と地球の歴史」、「宗教的地球観会議」と多岐におよび、地球史から神話にいたる、地球上の諸活動の広範な領域を俯瞰するものとなった。特に7月に開催された中沢新一講演会「脳内トポロジーとしての地図学」は、150名の参加者を得、芸術人類学研究所の神話アーカイブ計画と連携して研究を行なう発端ともなった。 (2) 「人類の故郷としての氾濫原」、「人間活動と植生をめぐるバーチャル・エリア・ミュージアム」、「人為アルビダ植生の地域間比較」、「日本の基層文化」を主題としたデータベースと地図作成がほぼ完成し、早々に、HP,データベース、グーグルアースKnlコンテンツとして公開の予定である。 (3) 高谷好一氏「デポジタリプロジェクト」、山田勇氏「世界の森林紀行」の写真のディジタル化は8000枚におよび、現在記載情報、位置情報の入力が進みつつある。本年度中に公開の予定である。 (4) 地理情報システムArcView, Arclnfoの京都大学全学ライセンス契約による運用をサポートし、地理情報研究の普及、進展に貢献していることは高い評価を得た。 (5) 情報公開ツールとしての、グーグルアースKmlプログラム,『仮想地球』データベース・プログラムを完成させ,汎用ツールとして公開した。 (6) 本研究の活動は、NHK教育「地球データマップ」,帝国書院「世界の諸地域NOW」からの情報交換の意向を受け、以来研究会情報の共有と、将来の出版計画についての打ち合わせを行なっている。 【連携研究者】有川正俊(東京大学空間情報科学センター・准教授),池谷和信(国立民族学博物館民族社会研究部・教授),竹川大介(北九州市立大学文学部・教授)
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Research Products
(31 results)