2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19202008
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
神野志 隆光 The University of Tokyo, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60018900)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 希史 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (80235077)
徳盛 誠 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 講師 (00272469)
身崎 壽 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90104124)
内田 賢徳 京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 教授 (90122142)
|
Keywords | 国文学 / 古代文学 / 漢文学 |
Research Abstract |
1、海外の研究機関・研究者との連携をさらに発展させることができた。4月にUBC・UCLAにおいて、ワークショップ「東アジア古典世界-教養の基盤と教育プログラム-」を開催した(神野志隆光・齋藤希史・徳盛誠)。台湾・国立中央研究院近代史研究所の張啓雄教授とは、4月に東京で「中華世界秩序原理の起源-先秦時代の古典文化価値-」と題した講演会、12月には台湾で国際シンポジウム「東アジアの地域交流」(神野志・齋藤・徳盛・身崎壽・内田賢徳)を開催した。韓国・成均館大学の金時〓名誉教授の講演会「愛民詩と訓民歌-二重言語時代における士大夫詩歌の対民観」を6月におこない、東アジア古典世界の問題として見るべきことを共有した。3月には「神野志隆光『変奏される日本書紀」『本居宣長『古事記伝』を読む』合評会」(米谷匡史・金沢英之)をひらいた。 2、活動成果(講演・シンポジウム・ワークショップの報告や授業概要)は、ホームページに日英中韓の4ヵ国語で掲載した。 3、教育的見地による活動として、(1)4~7月に神野志・齋藤が『古典日本語の世界』に基づく授業をおこない、学習テキストの発展を試みた。(2)UBC・UCLAにおけるワークショップにおいて、授業形式の実践を試みた。(3)9月に奈良女子大学と共同で、南京大学において「上代日本文学」の集中講義をおこなった。 4、各大学において図書等を整備した。東京大学では、駒場図書館に六国史・十三経注疏等のCD-ROMを寄贈し、教育・研究上の利便性を大幅に向上させた。
|
Research Products
(31 results)
-
-
-
-
-
[Journal Article]2010
Author(s)
身崎壽
-
Journal Title
『いくさの歴史と文字文化』、うち、「防人のたび」を分担執筆(遠山一郎・丸山裕美子編)(三弥井書店)
Pages: 209-247
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Journal Article]2009
Author(s)
神野志隆光
-
Journal Title
『万葉の女性歌人』(高岡市萬葉歴史館叢書21)、うち、「人麻呂歌集の女歌--人麻呂歌集と『万葉集』--」を分担執筆(高岡市万葉歴史館編)(高岡市万葉歴史館)
Pages: 80-103
-
[Journal Article]2009
Author(s)
神野志隆光
-
Journal Title
『万葉集の今を考える』(新典社研究叢書201)、うち、「人麻呂歌集と『万葉集』--『万葉集』のテキスト理解のための覚書」を分担執筆(美夫君志会編)(新典社)
Pages: 35-54
-
[Journal Article]2009
Author(s)
齋藤希史
-
Journal Title
『世界の中の日本の役割を考える:岩倉使節団を出発点として』、うち、「漢文脈の中の『米欧回覽実記』」を分担執筆(米欧亜回覽の会編)(慶應義塾大学出版会)
Pages: 84-96
-
[Journal Article]2009
Author(s)
齋藤希史
-
Journal Title
『海外見聞集』、うち、『訪事日録』注釈、解説「天然自由の文体」を分担執筆(新古典文学大系明治編5)(岩波書店)
Pages: 455-516,598-601,683-693
-
[Journal Article]2009
Author(s)
身崎壽
-
Journal Title
『万葉集の今を考える』(新典社研究叢書201)、うち、「「歌語り」の時代」を分担執筆(美夫君志会編)(新典社)
Pages: 11-34
-
[Journal Article]2009
Author(s)
身崎壽
-
Journal Title
『万葉集研究』第30集、うち、「ウタでカタルということ--「伝説歌」の構造」を分担執筆(塙書房)
Pages: 53-85
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-