2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19202008
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
神野志 隆光 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 名誉教授 (60018900)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 希更 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (80235077)
徳盛 誠 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 講師 (00272469)
内田 賢徳 京都大学, 大学院・人間環境学研究科, 教授 (90122142)
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Keywords | 国文学 / 古代文学 / 漢文学 |
Research Abstract |
1、海外の研究機関・研究者との連携をさらに発展させることができた。6月にコロンビア大学のハルオ・シラネ教授、デイヴィッド・ルーリー准教授を招き、講演会「欧米における漢文教育」を東京で開催した。韓国・国立中央博物館学芸研究員の李鎔賢氏とは、東京での講演会「百済の仏教と文字」(7月)、百済地域の実地研修(10月)を通じて、文字の基盤を東アジア古典世界の問題とする認識を共有した。11月には東京で、高麗大学の金采洙教授の講演会「古代東アジア文学の基盤考察」を開催した。12月には東京で2日間にわたりシンポジウム「東アジア古典学のために-実践的深化をめざして-」(トークィル・ダシー(UCLA准教授)、クリスティーナ・ラフィン(UBC准教授)、金泳南(韓国・成均館大学責任研究員)、頼衍宏(台湾・銘傳大学助理教授)、呉衛峰(東北公益文科大学准教授)、神野志、齋藤、徳盛、内田、身崎壽、金沢英之(北海道大学准教授))を開催した。 2、活動成果(講演・シンポジウム・ワークショップの報告や授業概要)は、ホームページに日英中韓の4ヵ国語で掲載した。また、4年間の成果をほぼ網羅する報告書『東アジア古典学のために2007-2010』を作成、3月に発行した。 3、教育的見地による活動として、(1)4~7月に齋藤が『古典日本語の世界』に基づく授業をおこない、学習テキストの発展を試みた。(2)12月のシンポジウムにおいて、アメリカ・カナダ・韓国・台湾における東アジア古典学教育の現状と展望を検討した。 4、各大学において図書等を整備した。東京大学では、駒場図書館に四部叢刊・二十五史等のCD-ROMを寄贈し、教育・研究上の利便性を大幅に向上させた。
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Research Products
(19 results)