2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19202013
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
定延 利之 Kobe University, 国際文化学研究科, 教授 (50235305)
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Keywords | 日本語 / 音声言語 / 人物像(発話キャラクタ) / 調音動態 / 自然会話 / コミュニケーション / 日本語教育 / 国語教育 |
Research Abstract |
前年度にひきっづき、人物像の観点から発話の調査を進めた。調査の具体的内容としては、MRI撮像実験と日本語、英語、中国語、さらにドイツ語、韓国語の自然会話観察を行った。これらの結果を踏まえた上で、コミュニケーションと文法について、特にコミュニケーションにおける権利と義務の観点から新たな分析を行った。得られた成果は、文法面の成果においても(知識の表現と体験談では文法が違っていること、つまり知識の文法とは別に体験の文法があること)、コミュニケーション面の成果においても(知識と違って体験は表現するものではなく、やってみせるものであること)、これまでに知られていないものである。得られた成果は図書、論文、講演、発表を通じて積極的に社会還元し、人物像(発詔キャラクタ)をテーマの一つとする論文集の出版準備を進めた。以上の各段階において、前研究課題の中でわれわれが発足させた2つの研究会「日本語音声コミュニケーション教育研究会」と国際的な「日本語音声コミュニケーション研究会」を活用し、フィードバックにつとめ、基礎資料の充実化をめざした。さらに、以下3つのシンポジウム・ワークショップ・研究発表会を開催し、『音声言語』教育研究の次代の柱となるべき、若手研究者(研究協力者)はどしどし登用して育成をはかり、『音声言語』教育研究の国際的なネットワーク構築にっとめた。([1]は、上述の日本語音声コミュニケーション教育研究会の主催である。)[1]2008年7月24日ワークショップ「人物像と日本語教育」神戸大学(参加者:約30名)[2]2008年10月30日Workshop "Develcping New Methods and Resources for Processing Written and Spoken Language," Kobe University(ルーマニア、バベシュ=ボヨイ大学のEmmaTamaianu先生のプロジェクトとの合同開催)(参加者:約20名(closed))〔3]2009年3月28日、29日シンポジウム・研究発表会「役割・キャラクター・言語」於神戸大学(大阪大学・金水敏先生の科研プロジェクトとの合同開催)(参加者:約130名)
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[Presentation] [招待発表]知識の文法と体験の文法2008
Author(s)
定延利之
Organizer
The Association of Japanese Language Teachers in Europe主催、The 13th Symposium on Japanese Language Education in Europe
Place of Presentation
Troy Culture Centre, Canakkale Onsekiz Mart University (Turkey)
Year and Date
2008-08-28
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[Presentation] [招待講演]日本語のことばとキャラクタ2008
Author(s)
定延利之
Organizer
The Association of Japanese Language Teachers in Europe主催、The 13th Symposium on Japanese Language Education in Europe
Place of Presentation
Troy Culture Centre, Canakkale Onsekiz Mart University (Turkey)
Year and Date
2008-08-27
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