2008 Fiscal Year Annual Research Report
アフリカ在来知の生成とそのポジティブな実践に関する地域研究
Project/Area Number |
19251003
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
重田 眞義 Kyoto University, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (80215962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊谷 樹一 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (20232382)
山越 言 京都大学, 大学院・アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (00314253)
西 真如 京都大学, 東南アジア研究所, JSPS研究員 (10444473)
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Keywords | エチオピア / ものつくり / 思惟知 / 在来生業 / アフリカ哲学 / 生物多様性 / 生業知 / 関係知 |
Research Abstract |
計画の2年目にあたる2008年度は、「生業知」と「関係知」の2つの研究ユニットから4つの研究班の分担者と協力者がそれぞれ30日〜180日にわたってフィールドワークを実施したほか、国際ワークショップの開催、国内研究会などの活動をおこなった。 (1)生業知研究ユニット:農業に関する在来知の生成に関して科学知との対応、生業技術の知、食品加工利用技術の知について、エチオピア南部諸民族州、オロミヤ州において現地調査を実施した。ものつくり技術の生成とポジティブな実践に関して、特に技術知の創造や変容に注目した現地調査を南部諸民族州南オモ県において実施した。 (2)関係知研究ユニット:野生生物保全(南オモ)、伝統芸能組織(ハラール)、在来講組織(グラゲ)、在来宗教組織(シダマ)のポジティブな実践について、それぞれ分担者と研究協力者が当該地域において現地調査を実施した。また、2008年8月にナイロビで開催された自然保護に関する国際シンポジウムにおいて研究協力者が成果発表をおこなった。 (3)思惟知研究ユニット:在来知の生成と実践をめぐる思惟知について、アジスアベバにおいて、ユニット長と海外研究協力者2名が他2ユニットの実例の報告をもとに総合討論をおこなった。 2008年9月17-18日、関係知ユニットの研究班がフィールド調査をおこなっているエチオピア東部のハラールにおいて宗教・音楽実践と無形有形文化財保全をテーマにした在来知に関する現地ワークショップを開催した。ハラール市と同地域で活動をおこなう女性自助組織、ハラール市博物館、アジスアベバ大学との共催で実施した。 2008年12月1日〜12日には、生業知研究ユニットものつくり班が企画立案して京都大学時計台100周年記念ホールサロンにおいてアジア・アフリカの在来知に関する展示をおこなった
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Research Products
(57 results)
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[Journal Article] Washent2009
Author(s)
Tarsitani, Simone
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Journal Title
Encyclopaedia Aethiopica edited by Uhlig, 〓iesbaden, Harassowitz. Vol. 4(In press)
Peer Reviewed
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[Presentation] African Local Knowledge Formation and Positive Practice2008
Author(s)
Shigeta, Masayoshi
Organizer
International Workshop : Preserving Local Knowledge in the Horn of Africa : Challenges and Prospects for Collaborative Research in Oral Literature, Music, and Ritual Practices
Place of Presentation
Harari Cultural Center, Ethiopia.
Year and Date
20080917-20080918
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