2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19251012
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
福田 アジオ Kanagawa University, 外国語学部, 教授 (60120862)
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Keywords | 文化政策 / 民俗学 / ツーリズム / 中国 / 古鎮 / フォークロリズム |
Research Abstract |
本研究は、漢族社会の民俗文化政策と、それが民俗文化と住民生活に与えた影響を、住民と文化政策施策者が相互に連関する状況を通じて動態的、総合的に検討することを目的としている。 平成20年度は、平成19年度の予備的調査を行った地域において、本調査を実施した。動態的な総合民俗誌を作成するために、調査研究予定地域の民俗について全般的情報を収集する調査を行い、当該地域の状況を把握するとともに、具体的な民俗文化政策の施行状況に関する詳細な調査を行った。そのために、まず8月21日に日本側研究者による第1回研究会を開催し、平成20年度調査に向けた課題の全体的検討、各人の調査研究担当分野に関する研究計画の発表、現地調査準備(調査時の諸実務の分担確認など)を行った。そして、平成20年8月24日〜9月5日、平成21年1月5日〜7日の2回に渡り現地調査を行った。具体的な調査地としては、予備調査をもとに選定した浙江省衢州地区廿八都、三門源を対象とし、研究協力者とともに共同調査を行った。また、古鎮における文化政策の比較事例収集のため上海の朱家角古鎮の調査を行った。調査期間には、調査参加者が、随時、小ミーティングをもち、相互の情報交換とともに、調査時に生じる問題点を、それ以後の調査にフィードバックした。調査終了後、ブリーフィング・セッション(成果報告会)を開き、各人の現状の成果を確認し、現地調査で得られた資料を各人整理し、成果と今後の問題点について検討し、平成21年度以降の調査内容を明確にした。なお、本研究の中間成果報告会として、9月3、4日に浙江省寧波において、カウンターパートである民間文芸家協会と共催で国際シンポジウム『日中無形文化遺産保護論壇』を開催した。
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Research Products
(33 results)