2008 Fiscal Year Annual Research Report
発話と応答の深層表現を連結する感性意図構造の解析法と感性コミュニケーションの研究
Project/Area Number |
19300072
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
青江 順一 The University of Tokushima, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (90108853)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
泓田 正雄 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (10304552)
森田 和宏 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 講師 (20325252)
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Keywords | 感性情報処理 / 感性コミュニケーション / 対話理解 / 意図理解 |
Research Abstract |
1)発話感性意図構造から応答感性意図構造の変換手法の提案 “ジュースを持ってきてくれていないじゃないか"の感性意図構造である感性<不満>{<飲み物(対象)>、<受領>}を応答感性意図構造である感性<謝罪>と感性<充足>{<飲み物>}に変換する手法を提案した。 2)抽象化された感性意図構造の変換方式の確立 “のどがかわいた"の感性<不満>{<飲み物(対象)>}も同じ枠組みで変換できた。また、状況変化の感性<不安>{運転中<状況>、ハンドル<運転部品>}からの感性<安心>{タイヤ<走行部品>、<改善>}への感性意図構造変換も、状況分類に対する感性意図構造が定義できれば、同様に変換できることを実験実証した。 3)状況や因果関係も対処 本研究で対象とした感性は、<苦情>、<要望>、<要求>、<奨励>など多種多彩な分類を取り扱ったが、基本的にネガティブ感性からは<謝罪>やく励まし>などのポジティブ感性へ変換すること、またポジティブ感性からは<感動>や<同感>感性に変換する手法で進めた。平成19年度の計画で記載したように、状況や因果関係による感性意図構造変換で研究がうまく進まない場合、網羅的ではなく典型的な感性変換に絞って対処した。
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Research Products
(3 results)