2007 Fiscal Year Annual Research Report
電子情報環境下において大学の教育研究を革新する大学図書館機能の研究
Project/Area Number |
19300082
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
土屋 俊 Chiba University, 文学部, 教授 (50155404)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 比呂也 千葉大学, 文学部, 准教授 (10290149)
佐藤 義則 東北学院大学, 文学部, 教授 (60320610)
逸村 裕 筑波大学, 図書館情報メディア研究科, 教授 (50232418)
栗山 正光 常磐大学, 人間科学部, 准教授 (50280904)
池田 大輔 九州大学, システム情報科学研究院, 准教授 (00294992)
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Keywords | 大学図書館 / 学術情報政策 / 科学コミュニケーション / 惜報サービス / 情報資源管理 |
Research Abstract |
今後の学術情報流通環境における大学図書館の役割を追求し、大学の教育研究の革新という観点から検討を行うとともに,それを実現するための要件を明らかにするために,大学図書館における情報サービスと情報資源管理の研究という観点から研究を行った。大学図書館における情報サービスについては,情報サービスの定量的な分析としてこれまでに実施してきたNACSIS-ILLのマクロな分析に加え,タイトル別に集計,分析を行った。その結果,学術雑誌の電子ジャーナル化とそれによって可能となったビッグディール契約といった学術情報流通の電子化に伴う変化が大学図書館間の相互協力に影響を与えていることを実証的に示すことができた。また,大学図書館での情報サービスの発展を歴史的に俯瞰するために,1960年代前半の東京大学における大学図書館改善について文献調査を行うとともに,当時の関係者に対して聞き取り調査を行い,実態の把握につとめた。 情報資源管理については,国立情報学研究所が運営するNACSIS-CATの書誌レコード,所蔵レコード全件を対象にした分析を行い,オンライン共同分担方式による総合目録形成の全体的な状況を明らかにしようとした。その結果,総合目録形成における貢献という点では書誌、所蔵登録を行う館と所蔵登録のみを行う館の2極化が1990年代半ばから顕著になり,その状況はさらに進行しつつあること,また,出版年、書誌登録年の分析からは,1990年頃を境に,出版年と登録年の間隔が短くなりNACSIS-CATにおける書誌形成の方式であるオンライン分担目録の効果が顕著に現れるようになってきたことが明らかになった。
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[Presentation] Berlin 5 Open Access2007
Author(s)
Hiroya Takeuchi and Syun Thtiya
Organizer
Open access in Japan:after a long silence
Place of Presentation
University of Padova, Padova, Italy
Year and Date
20070918-21
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