2008 Fiscal Year Annual Research Report
新規高運動習性動物モデルを用いた運動習慣形成メカニズムの解明
Project/Area Number |
19300222
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
中屋 豊 The University of Tokushima, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (50136222)
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Keywords | SPORTSラット / エピネフリン / 運動 / 肥満 / 脂肪 / グレリン / ユビキチン / モノアミン |
Research Abstract |
1)純系の確立と供給システムの整備 SPORTSラットをさらに交配を続け純系を確立した。学内での共同研究を推進し、運動による筋肉の変化について共同で研究を行った。本ラットが安静下(無動拘束下)でも、コンとロールラットに比ベユビキチンリガーゼの発現が少なく、筋肉の分解が抑制され筋肉の萎縮が少ないことが認められた。 2)SPORTSラットにおける交感神経系亢進と抗肥満のメカニズムの解析 SPORTSラットでは、脂肪蓄積が少なく、体重増加がコントロールラットに比し小さい。脂肪負荷によっても体重増加、脂肪蓄積は少なく押さえられた。このメカニズムとして、エピネフリンによる脂肪合成の律速酵素であるacetyl-CoA carboxylase (ACC)の活性化によることを明らかにした。これらの結果はこの経路が抗肥満治療薬のターゲットとしても有用であることを示した。 3)運動亢進に対するグレリンの効果 SPORTSラットでは血清および胃のグレリン濃度が低下していた。 SPORTSラットにグレリンを投与することにより、摂食量が亢進したと共に、自発運動量の低下がみられた。
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Research Products
(3 results)