2007 Fiscal Year Annual Research Report
ドイツ・アメリカ等における持続可能性のための環境教育の新展開と成果の国際比較研究
Project/Area Number |
19300259
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
大高 泉 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (70176907)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鶴岡 義彦 千葉大学, 教育学部, 教授 (80172063)
江口 勇治 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (50151973)
藤田 剛志 千葉大学, 教育学部, 教授 (90209057)
井田 仁康 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (20203086)
服部 環 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (70198761)
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Keywords | 環境教育 / ESD / 環境意識 / 環境知識 / 環境態度 / Salters Advanced Chemistry |
Research Abstract |
わが国の学校における環境教育・学習において、ESD(Education for Sustainable Development)としての環境教育をどのように系統的体系的に行うかについての明確なプログラムの整備と効果的な実践方法の確立はいまだに不十分であるといわざるをえない。また、すでにESDとしての環境教育を展開している諸国の子どもと比較して、わが国の子どもとの環境意識・態度・知識・行動様式等の現状はいかなるものか、等についても解明されていない。 そこで本研究は次の三点を目的としているが、その内本年度は、研究資料・情報の収集に努めるとともに、先行研究を整理・分析した。 1)ESDとしての環境教育の先進国において、環境教育がいかなるシステム・カリキュラム・実践方法で展開されているのかを探るとともに、環境学習モデル校の実践事例に即して実証的に解明するために、関係資料・情報を収集した。 2)そうした国々の子どもたちと日本の子どもたちの環境意識・態度・知識・行動様式等を比較調査し、わが国の子どもの現状を国際的に位置づけるために、過去の同種研究を精査するとともに最近の研究を収集分析した。また、調査問題の検討を行った。特に、統計的な吟味を慎重に実施すべく質問紙の基礎的検討を進めた。 3)上記の知見を踏まえて、わが国の学校におけるESDとしての環境教育のシステム、カリキュラム、モデルプログラム及び効果的な指導方略を開発するために、イギリスのSalters Advanced Chemistry(高等学校化学教育)を中心にし関係資料・情報を収集した。
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Research Products
(3 results)