2008 Fiscal Year Annual Research Report
ドイツ・アメリカ等における持続可能性のための環境教育の新展開と成果の国際比較研究
Project/Area Number |
19300259
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
大高 泉 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (70176907)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
服部 環 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (70198761)
江口 勇治 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (50151973)
井田 仁康 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (20203086)
|
Keywords | 環境教育 / ESD / 環境意識 / 環境知識 / 環境態度 / お先真っ暗の環境教育 |
Research Abstract |
わが国の学校における環境教育・学習において、ESD(Education for Sustainable Development)としての環境教育をどのように系統的体系的に行うかについての明確なプログラムの整備と効果的な実践方法の確立はいまだに不十分であるといわざるをえない。また、すでにESDとしての環境教育を展開している諸国の子どもと比較して、わが国の子どもとの環境意識・態度・知識・行動様式等の現状はいかなるものか、等についても解明されていない。 そこで本年度は、研究資料・情報の収集に努め、先行研究を整理・分析し、その成果を学会発表するとともに論文として公表した。 1)ESDとしての環境教育の先進国において、環境教育がいかなるシステム・カリキュラム・実践方法で展開されているのかを探るとともに、環境学習モデル校の実践事例に即して実証的に解明するために、ドイツ及びアメリカを中心にして関係資料・情報を収集した。 2)環境教育政策の背景にある環境思想の動向に関する資料・情報を後半に収集するとともに、環境教育における特に環境倫理的視点の意義について検討した。 3)上記の知見を踏まえて、わが国の学校のにおけるESDとしての環境教育のシステム、カリキュラム、モデルポログラム及び効果的指導方略を開発ために、現行の環境教育の現状と課題を探るとともにESD-Jの報告書・取組み、国立教育政策所教育課程センター編『環境教育指導資料[小学校編]』、「国連持続可能な開発のための教育の10年」関係省庁連絡会議編『わが国における「国連持続可能な開発のための教育の10年」実施計画、等々の関係資料を分析して、これまでの環境教育とESDとしての環境教育との相違について分析を進めた。
|
Research Products
(3 results)