2007 Fiscal Year Annual Research Report
教育実践知と研究知見との可視化および再構成を支援するネットワーク基盤の開発と評価
Project/Area Number |
19300273
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
赤堀 侃司 Tokyo Institute of Technology, 教育工学開発センター, 教授 (80143626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 浩 独立行政法人メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (80332146)
藤谷 哲 目白大学, 人間学部, 准教授 (90331446)
松田 岳士 青山学院大学, 社会情報学研究科, 客員准教授 (90406835)
福本 徹 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター, 研究員 (70413903)
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Keywords | 教育学 / 教育工学 / 実践知 / ネットワーク基盤 / 知識共有 |
Research Abstract |
本研究では、教育現場または研究機関という教員の「所属」、「場所・時間」、「専門分野」の制約を越えて教育実践知を可視化・共有・さらには再構築できる"場"としての電子ネットワーク基盤の形成と、"コンテンツ"としての教育実践知を可視化・体系化する映像リソースの開発を目的としている。 本年度は、まず、実践知の可視化、共有、再構築に最適なネットワーク基盤構築の指針を得るために専門家へのインタビューを行った。インタビューから得られた結果を分析、検討し、コンテンツ作成と提供方法を検討した。また、教育技法リソースの体系化を行うため、既存のネットワークサービスと比較することにより、相違点・共通点を明らかにした。具体的に行った研究とその成果を以下に示す。 (1)専門家へのインタビューと分析 教育改善への知見を再構成するネットワーク基盤を構築するために、技術指導のアドバイザーとしてのメディアエキスパートと、ニーズ分析支援のための研究者に協力を要請し、教育実践に携わる教員にインタビューを行った。また、特定分野において公開されている論文、書籍などをもとに、テキストマイニングにより分析を進めるための準備を行った。 (2)ネットワークサービスの比較・検討 ネットワーク内のコンテンツの効果を最大限高める提供方法を検討するため、既存のコンテンツとその提示方法を比較・検討した。この過程では、メディアエキスパートと議論を行いながら協同で作業を行い、次年度で行う実践知を効果的に共有するためのコンテンツ制作の指針を得た。
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Research Products
(24 results)