2010 Fiscal Year Annual Research Report
国際文化探究学習のためのコミュニケーション・マネージメント・システムの研究
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19300286
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
坂本 旬 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (60287836)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 泉 法政大学, キャリアデザイン学部, 教授 (30210438)
村上 郷子 法政大学, キャリアデザイン学部, 兼任講師 (80383131)
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Keywords | 情報教育 / 文化探究学習 / 異文化教育 / 教育工学 / 協働学習 / 国際理解教育 / 国際交流 |
Research Abstract |
(1)「NetCommons」による文化探究学習の有効性の実証 本研究においても「NetCommons」を基礎としつつ、国際交流のための現実なプラットフォームとしてSkypeやFacebookを活用した国際交流(カンボジア、アメリカ・テキサス)や、国際交流フォーラムが開発した「つながーる」等(中国・大連)の活用によって、Face to Face型の交流を実施した。こうした国際交流の実践に「NetCommons」をコミュニケーションウェアとして活用することにより、国際的な情報共有と探究型文化学習を中心とした協調学習の有効性を確認した。 (2)アジア諸国との協働的な文化交流学習の有効性の実証 前年度に引き続き江戸川区立鹿骨東小学校とカンボジア・プノンペンのVDTO小学校のビデオレターによる交流実践を行った。また、中国大連市第十六中学校と法政大学付属第二中学校間のビデオレターによる交流学習も実践し、国際理解教育や協働学習の有効性を確認した。 (3)文化探究学習を活用した「異文化理解」のカリキュラム開発 鹿骨東小学校との「総合的学習の時間」を活用した2年間の実践をもとに、引続きカリキュラムの開発を行っている。これまでの教育実践をもとに、カンボジアや大連では教員研修や授業実践も行なった。 (4)国際会議の開催 平成23年度は平成23年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、23年3月21日に開催予定であった本研究報告を含む国際シンポジウム「文化葛藤時代のメディア・リテラシー教育-国連『文明の同盟』と日本の実践・課題」を延期し、平成24年3月25日に実施した。ゲストスピーカーとして国連「文明の同盟」よりメディア・リテラシー教育プログラムマネージャーのジョルディ・トレント氏を招き、世界のメディア・リテラシー教育の現状を報告していただいた。「文明の同盟」による報告書の翻訳も暫定ながら完成し、成果物のひとつとして参加者に配布した。
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Research Products
(8 results)