2009 Fiscal Year Annual Research Report
社会基盤としての参加型合意形成メカニズムへの重層的アプローチ
Project/Area Number |
19310097
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
猪原 健弘 Tokyo Institute of Technology, 大学院・社会理工学研究科, 准教授 (80293075)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木嶋 恭一 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (10134826)
出口 弘 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (60192655)
今田 高俊 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (00107517)
桑子 敏雄 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (30134422)
金子 宏直 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 准教授 (00293077)
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Keywords | 参加型合意形成 / 意思決定支援 / 社会基盤 / ファシリテーター / コーディネーター / 参加 |
Research Abstract |
本研究課題は、社会システム工学、集団意思決定システム、シミュレーション技術などの工学的分野とともに、法・経済、社会・政治など社会人文科学の知をも動員した重層的かつ領域透過的なアプローチにより、参加型合意形成メカニズムを構築・運営・評価・改善する理論・モデル・実践のスキームを創出することを目的としている。平成21年度の目標は、平成19年度までに構築した、研究者を有機的に連携させる体制を利用し、また、平成20年度までに得られた成果をふまえ、1)「合意」、「合意形成」、「合意形成過程」の概念の定義の精緻化、2)ファシリテーターとコーディネーターの機能の解析、3)参加型合意形成の規範モデルの構築、4)参加・介入事例からの学習、5)具体的なメカニズムのプロトタイプ開発、6)国際セミナー開催、7)地球環境問題やまちづくりに関する交渉など具体的な問題への積極的関与、8)学術雑誌への論文発表、などを行うことであった。具体的な研究実績は以下の通り。(1)「合意」、「合意形成」、「合意形成過程」の概念の数学的定義を与えた。(2)ファシリテーター、リーダー、コーディネーターの機能の違いの分析を行った。(3)参加・介入の事例を蓄積し分析を行った。(4)英語によるセミナーを2回(2009年4月8日(水)Professor Keith W.Hipel(カナダ・Waterloo大学教授)、2009年4月17日(金)Stephen Mason氏(英国バリスター(法廷弁護士)))開催した。(5)日本語によるセミナーを3回(2009年11月6日(金)、2009年12月15日(火)、2010年1月26日(火))行った。(6)社会科学からORまで、広い範囲の学術雑誌に論文を発表した。具体的には、雑誌論文9編、学会発表37件、図書への寄稿9編を行った。
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Research Products
(55 results)
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[Journal Article]2010
Author(s)
中丸麻由子
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Journal Title
行動学と社会生物学(第2版 現代数理科学事典)(広中平祐・編集代表、甘利俊一、伊理正夫、巌佐庸、楠岡成雄、一松信、室田和雄、和達三樹・企画委員)(丸善)
Pages: 254-262
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[Journal Article]2010
Author(s)
中丸麻由子・若野友一郎
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Journal Title
人間社会と協力・学習の進化(第三巻 「行動・進化」の数理生物学)(日本数理生物学会・編集、瀬野裕美・責任編集)(共立出版)
Pages: 155-182
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[Journal Article]2009
Author(s)
桑子敏雄(共著)
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Journal Title
科学技術コミュニケーション入門(第4章 参加型社会基盤整備における専門家と市民の間のコミュニケーション技術)(培風館)
Pages: 38-53
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[Journal Article]2009
Author(s)
桑子敏雄(共著)
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Journal Title
岩波講座・哲学08 生命/環境の哲学(4.コミュニティとしての地域空間をどう治めていくか)(岩波書店)
Pages: 171-195
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