2007 Fiscal Year Annual Research Report
戦争、経済、メディアから見るグローバル世界秩序の複合的研究
Project/Area Number |
19320017
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
西谷 修 Tokyo University of Foreign Studies, 大学院・地域文化研究科, 教授 (20189286)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 英敬 東京大学, 大学院・情報学環・学際情報学府, 教授 (70212892)
酒井 啓子 東京外国語大学, 地域文化研究科, 教授 (40401442)
中山 智香子 東京外国語大学, 地域文化研究科, 准教授 (10274680)
土佐 弘之 神戸大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (70180148)
真島 一郎 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (10251563)
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Keywords | 戦争 / メディア / 経済 / グローバル化 / 世界秩序 |
Research Abstract |
プロジェクトの初年度にあたるH19年度は、まず、本研究プロジェクトの前身からの継続テーマであるメディアに関する研究をまとめた『アルジャジーラとメディアの壁』の英訳プロジェクトを開始し、グローバル化時代の戦争・経済・メディアに関連する書籍やDVDなどを体系的に購入した。 メンバーの活動としては、4月に年度の全体の打ち合わせ会議を行った後、5月、6月、7月、2月に「三面照射、グローバル世界秩序の諸相」と題した連続研究会を行い、メンバーの1、2名づつが、研究中のテーマについて報告、討論を行った。全体企画としては、とりわけ日本という視座に関してグローバル秩序における沖縄に焦点をあて、その構造的ダイナミズムを考えるために大型シンポジウムを企画、準備のために9月に沖縄本島と渡嘉敷島への視察調査(西谷、真島、米谷、土佐、中山が参加)を行い、また沖縄から招聘する2名のゲストとの準備的会合を行った。関連映画の上映とシンポジウムによる「沖縄暴力論」は11月10日、11日に開催され、学生、一般市民を含む延べ三百人の参加があった。 研究代表者西谷は5月、12月にフランスに出張し、パリ人間科学館(ドクマ人類学研究所)およびナント先端研究所準備委員会のメンバーと、本研究プロジェクトとの協同の可能性について意見交換を行った。さらに7月のヨーロッパ経済思想史学会(於ストラスブール、フランス)では西谷、中山がドイツ、イタリアの研究者を加えて「戦争と経済」に関するセッションを組織し、各々このテーマに関する報告を行った。またこの学会をきっかけに中山は統制経済に関するジョイント・ペーパーを構想し、共著者との打ち合わせのため、2月にイタリア出張を行った。
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Research Products
(10 results)