2008 Fiscal Year Annual Research Report
戦争、経済、メディアからみるグローバル世界秩序の複合的研究
Project/Area Number |
19320017
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
西谷 修 Tokyo University of Foreign Studies, 大学院・地域文化研究科, 教授 (20189286)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 智香子 東京外国語大学, 大学院・地域文化研究科, 准教授 (10274680)
米谷 匡史 東京外国語大学, 外国語学部, 准教授 (80251312)
真島 一郎 東京外国語大学, アジアアフリカ言語研究所, 准教授 (10251563)
酒井 啓子 東京外国語大学, 大学院・地域文化研究科, 教授 (40401442)
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Keywords | 戦争 / 経済 / メディア / グローバリゼーション / カール・ポランニー / アメリカ / アルジャジーラ |
Research Abstract |
2008年5月、西谷、中山はプラハ(チェコ)で行われたヨーロッパ経済思想史学会に参加し、クラウス・トマスベルガー教授(ベルリン工科・経済大学)、ミケル・カンジャーニ教授(ベネチア大学)とともに経済と戦争に関するセッションを組織して報告、討議を行うとともに、阿部賢一氏(武蔵大学)に協力を頼み、現地の独立系雑誌を刊行するジャーナリストへのインタヴューと視察を行った。10月にはカンジャーニ教授を招聘し、西谷による別の招聘(外国人研究者招聘)で同時期に来日したトマスベルガー教授とともに、日本社会思想史学会全国大会において企画セッション「21世紀のカール・ポランニー」を行い、西谷が報告、中山が討論を行った(司会は崎山正毅教授(立命館大学)に依頼)。また中山は八木紀一郎教授(京都大学)と連携し、京都大学においてポラニーに関するセミナーを組織した。7月には平成19年度に行ったシンポジウム「沖縄暴力論」の展開としてNHK放送文化研究所の七沢潔氏をゲスト、土佐弘之教授(神戸大学)をコメンテーターとした映画上映とラウンドテーブル「核と現代」を行い、西谷、中山、石田、真島、米谷が討論を行った。また8月にはこのテーマを深化させるため、西谷、中山、真島、米谷、土佐、酒井が久米島(沖縄)を視察し、現地の劣化ウラン弾に関する問題などについて情報を収集した。2009年2月には金子勝教授(慶応大学)をゲストとしたシンポジウム「ウォールクラッシュのさなかに」を行い、西谷、中山、米谷、土佐が、アメリカのヘゲモニー、ネオリベラリズムの問題、戦争、メディア等との関わりから現行の経済危機を多面的に議論した。さらに、本研究の前段階の科学研究費研究で行った中東のTV局アルジャジーラへのインタヴュー(西谷、中山、石田が参加)を英文の小冊子として刊行した。
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Research Products
(5 results)