2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19320039
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Research Institution | International Christian University |
Principal Investigator |
KRISTEVA Tzvetana International Christian University, 教養学部, 教授 (80365519)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小峯 和明 立教大学, 文学部, 教授 (70127827)
STEELE William 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (00146747)
小島 康敬 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (70101590)
古藤 友子 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (90195751)
ROBINSON Kenneth 国際基督教大学, 教養学部, 上級准教授 (10306904)
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Keywords | 日本文学 / パロディ理論 / 日本思想 / 詩的言語 / 社会的・政治的パロディ / 絵本・絵巻 / 日本的パロディ形式 / 比較文化研究 |
Research Abstract |
プロジェクトの二年目にあたる20年度の主要な課題は、メンバーたち各自がここまで進めてきた研究結果を比較し、共通点と相違点を確認した上、さらにプロジェクト以外の研究者たちの研究を考慮し、「日本文化におけるパロディの特徴」というプロジェクトの最終的な課題に向かって、主な問題点を把握し、焦点を合わせることにあった。 それに対応して、20年度の活動の中心となったのは、INALCOのパスカル・グリオレ教授を始め、所長のA.バヤル=サカエ教授など、INALCOの研究者たちのご協力を得て、2009年3月13-14日、パリ国際大学都市の日本館で開催した仏日のパロディシンポジウムである。シンポジウムでは、日本側からプロジェクトメンバー6人(小峯、古藤、ロビンソン、高崎、宮沢、クリステワ)と協力者2人(ICU非常勤の安原眞琴と博士課程大学院生の田頭正太郎)と、フランス側から8人の研究者が発表をし、質疑とディスカッションを行った。両側から大変面白いテーマが取り扱われてきて、重要な問題点が着目されてきたので、発表をICUのアジア文化研究所の紀要に載せる可能性について検討している。 このシンポジウムの結果として、日本文化におけるパロディの特徴を、いくつかの主要なテーマに絞り、今年度の11月にICUで開催する予定のパロディ国際シンポジウムの叩き台にする予定である。すなわち、パロディとカノン作り、パロディと伝統の伝達、パロディの教養的役割、パロディと異文化交流、パロディの社会的役割などである。
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Research Products
(34 results)
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[Presentation] 日本語の表現力2008
Author(s)
ツベタナ・クリステワ
Organizer
「日本の文化と心II」福岡ユネスコ国際ゼミナール
Place of Presentation
福岡ユネスコ
Year and Date
2008-10-23
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