2008 Fiscal Year Annual Research Report
イランの祭祀・信仰に関するデータベースの構築とペルシア文学論への発展的応用研究
Project/Area Number |
19320050
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
森 茂男 Osaka University, 大学院・言語文化研究科, 教授 (40273734)
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Keywords | 外国語(中・英・仏・独除く) / 外国文学(中・英・仏・独除く) / 文学論 / 民俗学 / イラン |
Research Abstract |
平成20年度は、主に下記の1から3の方法で研究活動を実施した。1の作業については、研究代表者(森茂男)および研究協力者(羽田美希)が行った。2の作業においては本年度の中心的活動であり、研究代表者(森茂男)の統括の下、各連携研究者が指示を与え、ペルシア語の知識を有する研究補助者がデータの入力・整理・加工等の作業を行った。 1.イラン等における資料収集:昨年度までの現地調査を踏まえ、イスラム以前の遺跡を中心とする画像資料の収集およびイラン言語文化学関連資料の収集を中心として行った。イラン文化圏は歴史的には周辺地域も含む場合があるため、イラン国内の調査に加えて、イランに隣接し、且つイラン祭祀信仰研究にとって重要なトルコ共和国における調査を実施した。また、イラン国内においてソフレと呼ばれる儀礼の調査を行った。 2.データベース作成:昨年度までに収集・整理した資料に関して、XML形式によるデータベース化の作業を行った。今年度は特に、イスラム以前の遺跡資料の画像整理とソフレ儀礼のデータ整理を中心として行った。整理が終わったデータに関しては、Webサイト(備考欄にURLを記載)上で公開した。画像および映像データに関しても、原則として注釈などの必要な情報を付与してデータベース化を進めている。 3.文学論への応用研究:研究代表者(森茂男)が昨年に引き続き、祭祀・信仰に関する用語を中心に語源学的視点から体系的な考察を主として行い、これに関連する論文を執筆した。
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Research Products
(3 results)