2007 Fiscal Year Annual Research Report
国内地域間コミュニケーション・ギャップの研究-関西方言と他方言の対照研究-
Project/Area Number |
19320069
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Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
尾崎 喜光 The National Institute for Japanese Language, 研究開発部門, 主任研究員 (10204190)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野山 広 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育基盤情報センター, グループ長 (40392542)
井上 文子 独立行政法人国立国語研究所, 情報資料部門, グループ長 (90263186)
真田 信治 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00099912)
陣内 正敬 関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (70154424)
二階堂 整 福岡女学院大学, 人文学部, 教授 (60221470)
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Keywords | 言葉の地域差 / コミュニケーション・ギャップ / 関西方言 / 方言接触 / 対照研究 |
Research Abstract |
8月上旬に行なった研究チームによる検討会で得た基本的方針を受け、11月以降、関西圏・首都圏・名古屋市・広島市・福岡市において順次インタビュー調査を進めた。対象者は、関西圏での調査では本年度は主として名古屋市からの移住者、それ以外の地域での調査では関西圏からの移住者であった。インタビューの内容は、移住先の言葉や言語行動をどのように感じているかを中心とするものであり、基本的に2人前後のグループ単位により自由談話に近い形で行なった。インタビューは全体を録音し、事後に概要をアルバイタに文字化させ、今後の分析のための備えとした。本年度インタビューした人数は41人(22グループ)であった(関西圏7人、首都圏9人、名古屋市3人、広島市11人、福岡市11人)。 このほか、代表者と所属が異なる研究分担者は、それぞれの担当地域を中心に、上記と別の角度からの個別的な調査を分担金により進めた。また、本研究終了後に対象地域を拡大するための備えとして、上記以外の地域でも試行的な調査をすることとしたが、本年度は長野市において小規模な調査を研究代表者が行なった。
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