2007 Fiscal Year Annual Research Report
ユビキタス環境における統合型日本語教育支援システムの地球規模の公開実験と評価
Project/Area Number |
19320072
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
三輪 譲二 Iwate University, 工学部, 准教授 (60125664)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 滋 東北大学大学院, 国際文化研究科, 教授 (40137592)
川村 よし子 東京国際大学, 言語コミュニケーション学部, 教授 (40214704)
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Keywords | 教育工学 / 日本語教育 / 情報通信工学 / e-Learning / モバイル教育 / ユビキタス / 漢字教育 / 発音評価 |
Research Abstract |
本研究では、いつでも、どこでも、だれにでも、手軽に、繰り返し利用可能なユビキタス環境において、日本語教育支援システムを開発し、地球規模の公開運用実験と評価を行った。 インターネットを利用した日本語教育支援システムの地球規模の無料公開運用実験として、特殊拍や単語アクセントの聞き取りのLESSON/J、および、日本留学模擬試験のiCampusシステムの公開運用実験を引き続き行った。 また、世界中の日本語教育Web資源を提供するWeb2.0時代の参加型のUnited Linksを、http://www.sp.cis.iwate-u.ac.jp/icampus/u/linksj.jspのURLで、2007年8月20日から公開した。このUnited Linksでは、特に、小中学生版の新聞社のサイトが、分かり易く生きた日本語情報として役立つことから、高い頻度でアクセスされ、役だった。 ユビキタス環境における漢字教育サイトとして、Associative Kanji Learningのサイトを、2008年2月1日から公開実験として開始した。このサイトは、パソコンばかりでなく、Apple社のiPhoneやiPod Touchなどのモバイル環境からもアクセスできるGUIインタフェースとした。次年度は、クイズなどの機能を加えてより学習し易いシステムに改良していく予定である。 さらに、iCampusの日本留学試験に加えて、日本語プレースメント試験システムを開発し、留学生のクラス分けに実際に応用した。このシステムは、自動採点機能を有しているため、試験終了の数時間後に能力別クラス分け結果を発表でき、非常に有効であることが分かった。次年度は、試験問題等をより改良すると共に、アチーブメント試験システムへ拡張していく予定である。 なお、今年度、日本語特殊拍、単語アクセント、イントネーションなどの発音評価は、プロトタイプシステムの開発が完了したので、次年度は、公開実験による評価へと発展させていく予定である。 なお、Yoriko YAMADA-BOCHYNEK(Freie Universitat Berlin,Associate Prof.)とSeiichiro INABA(San Jose State University,Associate Prof.)の両氏には、研究協力者として参加いただいた。
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Research Products
(5 results)