2007 Fiscal Year Annual Research Report
多文化共生社会におけるビジネス共生日本語教育の構築と教員養成に関する研究
Project/Area Number |
19320075
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
岡崎 眸 Ochanomizu University, 大学院・人間文化創成科学研究科, 教授 (80223999)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 玲子 東京海洋大学, 海洋科学部, 教授 (70313393)
近藤 彩 政策研究大学院大学, 政策研究科, 准教授 (90377135)
徳永 あかね 神田外語大学, 留学生別科, 講師 (10360091)
古市 由美子 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (60422341)
野々口 ちとせ お茶の水女子大学, 文教育学部, 講師 (30361819)
池田 広子 お茶の水女子大学, 大学院・人間文化創成科学研究科, リサーチフェロー (80452035)
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Keywords | 多言語多文化 / ビジネス日本語教育 / 教師論 / 日本語教育 / 共生 / 海外日系企業 / 企業内コミュニケーション |
Research Abstract |
1)研究動向の把握 外国人を受け入れている企業における日本語コミュニケーションに関連する研究の文献や資料を収集した。国内・海外(アメリカ、タイなど)でのビジネス日本語授業の実践に関するものや、ビジネス日本語に関するカリキュラム設定についての文献が主たるものである。海外日系企業に勤める日本人従業員と現地従業員の接触場面におけるコミュニケーション上の問題をとりあげた文献が少ないため、今後も引き続き収集を図り、科研メンバー内で研究の動向を把握したいと考える。 2)データ収集 海外日系企業で働く現地従業員と日本人駐在員がそれぞれ、企業内日本語コミュニケーション上で、どのようなことを問題として感じ、それをどのように解決あるいは先送りしているのかを問うアンケートを作成した。そして、タイ(バンコク)および中国(上海・成都)で、現地従業員には現地語、日本人従業員には日本語によるアンケート調査を実施した。今年度は質問紙の回収を終え、集計作業を行っている。 また、個別面接調査として、バンコクでの予備調査で研究対象と質問項目を選定した後、上海の日系企業で現地従業員と日本人駐在員の両者を対象に、仕事を通じた生きがいと課題に関するインタビュー調査および個人別態度構造分析を行った。インタビュー・データは現地語・日本語ともに文字化し、現地語のデータは日本語に翻訳して分析している。今年度分析した個別面接調査の成果の一部は2008年7月に日本語教育世界大会で発表する予定である。
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