2009 Fiscal Year Annual Research Report
アジアの英語教科書コーパスの構築と相互比較:社会・文化的コンテクストと関連させて
Project/Area Number |
19320089
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
中村 純作 Ritsumeikan University, 言語教育情報研究科, 教授 (20035695)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀田 秀吾 明治大学, 法学部, 准教授 (70330008)
梅咲 敦子 立命館大学, 政策科学部, 教授 (20269963)
津熊 良政 立命館大学, 文学部, 教授 (50188520)
野澤 和典 立命館大学, 情報理工学部, 教授 (00164690)
東 照二 立命館大学, 言語教育情報研究科, 教授 (50368023)
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Keywords | 英語教育学 / コーパス / 言語学 / 検定教科書 / アジアの英語教育 / 英語 / 社会言語学 / 文化 |
Research Abstract |
本研究の最終年度である今年度は次の3点に焦点を絞って研究・開発を行った。 1アジア諸国で使われている英語教科書コーパスの構築、利用環境の整備と比較研究の継続 2定例研究会、シンポジウムの開催 3報告書の刊行 1に関しては、台湾、中国、韓国、ベトナム、日本の中等教育で使われている教科書179冊(総語数3,770,932語)のコーパス化を完了、科研サーバーにアップロード、これまでできなかったページ単位でのテキストと画像の相互参照が画像をページ単位に分割、テキストの当該ページとリンクを張ることにより可能となった。このコーパスは教科書比較の為だけでなく、教材作成のための教育用コーパスとしての利用価値も高い。 2に関しては、コーパス、英語教育等に関する基礎研究を目的として、外部の研究者、教育現場の教師等にも参加を呼びかけ、計5回(各回2名の発表)の公開定例研究会を開催、11月には「アジアにおける日本の英語教育の位置づけ:ベトナム、マレーシア、フィリピンから学ぶもの」と題して、Prof.Van(Vietnam National University)、Prof.Darus(University Kebangsaan)、Prof.Malicsi(University of Philippine)、日本を代表して山岡憲史教授(立命館大学)を講師に、各国の英語教育の現状と課題に関する知見を深めた。 3については過去3ヵ年間の研究成果をまとめた報告書(A4版、432ページ)を出版した。この報告書には、構築されたコーパスの概要、利用方法の他、個別論文11編、2回にわたる国際シンポジウムの記録と、初年度のシンポジウムの内、コーパスと著作権に関する論文を収録した他、開発されたコーパス分析の為のソフトの利用法と統計パッケージ「R」を利用した多変量解析の為のワークショップの内容も掲載した。
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Research Products
(36 results)
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[Journal Article]2010
Author(s)
岡田悦典・藤田政博・仲真紀子編
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Journal Title
裁判員制度と法心理学(うち堀田秀吾担当箇所「評議についての計量言語学的分析」)(ぎょうせい)
Pages: 160-173
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[Journal Article]2009
Author(s)
大津由紀雄編
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Journal Title
はじめて学ぶ言語学(うち東照二担当箇所「バイリンガリズム」)(ミネルバ書房)
Pages: 153-168
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