2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19320120
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
剣持 久木 University of Shizuoka, 国際関係学部, 准教授 (60288503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西山 暁義 共立女子大学, 国際学部, 准教授 (80348606)
川喜田 敦子 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 特任准教授 (80396837)
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Keywords | 歴史教科書 / 歴史認識 / 共通教科書 / ドイツ / フランス / 東アジア |
Research Abstract |
3年目の2009年度は、これまでの実地調査の成果を踏まえ、仏独共通教科書の評価についての多角的な分析に着手した。その際に導入したのは、日本の高校現場および東アジアとの比較の視点である。日本の高校現場については、松井克行氏(大阪府立三島高校教諭)が、2009年夏に国際理解教育学会の派遣で独仏り高校現場を視察ずる際に側面支援を行い、現地でのインタヴューや調査等をアレンジした。松井氏の研究成果は、2010年3月のワークショップで口頭報告がなされ、いずれ公刊される予定である。東アジアとの比較では、民間レベルでの東アジア共通歴史教材『未来をひらく歴史』(明石書店)執筆スクッフの1人、齋藤-晴氏(明治大学)を研究協力者に迎え、上記のワークショップで、市民間対話の意義について重要な問題提起を得ることができた。同ワークシヨップでは、政府間レドルめ日中歴史共同研究の日本側メジバー、庄司潤一郎氏(防衛研究所)をコメンテーターとして迎え。民間レびルと政府間レベルの違いと相互補完性について有意義な意見交換を行った。また、仏独関係史研究の第一人者である、Corine Defrance (CNRS)とUlrich Pfeil(サンテティエンヌ大学)を招いて、東京日仏会館など各地で連続講演会を実施した。いずれも本科研テーマにとって有意義な意見交換の機会となったが、とくに共通歴史教科書成立の背景となった、「両大戦間期から現代までめ仏独歴史家交流」についての詳細な分析報告は、、本科研に資すること極めて大であった。また、2009年度は、研究成果の内外での公表にも力を注ぎ、西山はRevue d'Allemagneに寄稿し、川喜田は5月にAAWH(アジア世界史学会)で報告し、剣持は2010年3月にパリでAPHG(フランス歴史地理教員協会)とEUROCLIO(欧州歴史教員協会うが共催したラウンドテーブルにも参加した。
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Research Products
(13 results)