2007 Fiscal Year Annual Research Report
排除から包摂をめざしたホームレスの中間居住施設と地域定着事業の支援体系構築
Project/Area Number |
19320135
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
水内 俊雄 Osaka City University, 都市研究プラザ, 教授 (60181880)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福原 宏幸 大阪市立大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20202286)
中山 徹 大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (40237467)
松村 嘉久 阪南大学, 国際コミュニケーション学部, 准教授 (80351675)
阪東 美智子 国立保健医療科学院, 建築衛生部, 主任研究官 (40344064)
垣田 裕介 大分大学大学院, 福祉社会科学研究科, 講師 (20381030)
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Keywords | ホームレス / 野宿 / 中間施設 / 社会的排除 / 社会的包摂 / 社会保障 / NPO / 居住支援 |
Research Abstract |
本年度から国内調査を中心に活動をより強化した当該研究グループは、調査研究主体として大阪就労福祉居住問題調査研究会を軸に、前年度より行われていた虹の連合による、全国ホームレス調査を仕上げ、6月には内容のつまったリーフレットを刊行した。その後引き続き全国調査の補完的聞き取り調査を継続した。その成果の一部は、ラウンドテーブルという形で、全国のNPOの15団体を集め、「ホームレス自立支援から提起する新しいセイフティネットの構築」を開き、大きな関心を集めた。「研究者としてホームレス支援に取り組む中での学問の貢献」、「公的セクターから提起するホームレス自立支援の課題と展望」、「各地報告からホームレス支援の地域差の現状認識の共有」、「地方都市圏のホームレス支援から問題提起・仕組みづくり」を柱にしたディスカッションをおこなった。そして課題を克服するにはその報告書の刊行とともに、引き続き雑誌SheIter-Iessや部落解放、市政研究などにも機構をつづけている。また調査のMLも大変よく機能しており、研究者による支援体制が大きく築かれている。また社会包摂、排除に関する理論的アプローチの紹介や、海外でのプレゼンテーションもおこなった。国際的発信として、代表者をヘッドとした、大阪市立大学都市研究プラザの香港サブセンター開設記念ワークショップとして、香港においてA Workshop on Social Inclusion and Cultural Creativityを開催し、引き続き東アジアのこの分野における交流の継続をはかった。
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