2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19320142
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Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
中牧 弘允 National Museum of Ethnology, 民族文化研究部, 教授 (90113430)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩井 洋 関西国際大学, 人間科学部, 教授 (30269956)
澤木 聖子 滋賀大学, 経済学部, 教授 (40301824)
澤野 雅彦 北海学園大学, 経営学部, 教授 (00126492)
竹内 恵行 大阪大学, 大学院・経済学研究科, 准教授 (60216869)
チョ 斗燮 横浜国立大学, 大学院・国際社会科学研究科, 教授 (20262834)
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Keywords | 産業 / マネジメント / 文化創造 / 文化交流 / 世界遺産 / 協働関係 / メセナ / クリエイティブクラス |
Research Abstract |
本研究では、マネジメント(経営)に焦点をあて、産業と文化の相関関係を実証的に究明し、その論理を抽出することを目指している。そのため、研究対象を(1)環黄海経済圏の産業と都市における文化創造・文化交流、(2)世界遺産をめぐる日中韓の産業振興と文化復興、(3)文化活動を基軸とする産業と都市の協働関係の3つの領域に分けて調査をおこなった。 では、北九州市で新日鉄等の企業と北九州市との協働関係、港湾事業、イノベーションギャラリー、正月の民俗行事などについて調査し、下関では港湾事業、朝鮮通信史の行列再現、大連神社などの調査を実施した。大連においては日系企業のメセナ活動、日本人駐在員の文化・スポーツ活動、企業家の建立した仏教寺院、春節などについて調査した。中国では連雲港で日系企業や中国企業の文化活動について、青島ではコリアンの企業活動について調査した。韓国では釜山の港湾事業、仁川の中華街整備などについて調査をおこなった。 (2)では、熊野において世界遺産登録の経緯について文書資料を収集するとともに関係者への聞き取り調査を実施した。世界遺産が社寺や企業のみならず、ユネスコー日本政府一都道府県一市町村という系列の行政が新規文化マーケットの拡大に貢献していることが判明した。中国では北京、ならびに山東省の泰山、曲阜(孔廟、孔林、孔府)で世界遺産の調査をおこない、北京オリンピックに向けて文化政策がいかに実践されているかの一端を調べることができた。 (3)では、徳島の阿波踊りとその波及状況、ならびに青森のねぶたについて経営学的視点からのデータ収集ができた。また企業と行政が祭りの推進母体として緊密な連携をとりながら、観光客の誘致につとめていることが経済学的統計データからも分析できた。
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Research Products
(4 results)