2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19330015
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
菊池 馨実 Waseda University, 法学学術院, 教授 (10261265)
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Keywords | 社会法学 / 医療・福祉 / 高齢者法 / 権利擁護 |
Research Abstract |
本年度は、前年度に引き続き、関ふ佐子(横浜国立大学・国際社会化学研究科・准教授)、石田道彦(金沢大学・法学類・教授)、大原利彦(関東学院大学・法学部・准教授)、尾形健(同志社大学・法学部・准教授)の4名が連携研究者として共同研究に加わった。 本年度は、各自の研究テーマを深めることを第一義としながら、共同研究の一環として、2009年9月7日、憲法学の竹中勲同志社大学法学部教授と、香川美里弁護士という高齢者法ないし高齢者の権利擁護に詳しい2名の専門家を招聘し、東京にて権利擁護・成年後見制度の法的諸問題に関わる公開セミナーを開催し、これらの諸問題に対する法的理解を深めることができた。また2010年2月27日、東京社会保障法研究会と合同での研究会を行い、石田がアメリカ高齢者医療に関わる研究発表を行い、在京社会保障法研究者との意見交換を行った。 また前年度に引き続き、アメリカでの理論・実態両面について3名(菊池、関、尾形)が研究調査を行った。 研究実績としては、後掲のような多くの研究論文等の発表を各自が行った。共同研究調査の成果としては、関・石田・大原が雑誌『週刊社会保障』に随時連載する機会を得た。 このほか、菊池がこれまでの研究成果を生かして、日本社会保障法学会で権利擁護・オンブズマンの観点を踏まえたシンポジウム報告を行った。また関は、2010年1月、全米ロースクール協会のシンポジウムにおいて、日米高齢者法制の比較分析を行う報告を行うとの輝かしい成果を挙げた。
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Research Products
(12 results)