2007 Fiscal Year Annual Research Report
自由主義レジームの変容と多様性に関する労働・福祉政治の比較研究
Project/Area Number |
19330032
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
新川 敏光 Kyoto University, 公共政策連携研究部, 教授 (30216212)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大嶽 秀夫 同志社女子大学, 現代社会学部, 教授 (40083563)
篠田 徹 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (60196392)
阪野 智一 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (10162299)
岡本 英男 東京経済大学, 経済学部, 教授 (40133920)
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Keywords | 政治学 / 財政学 / 社会福祉関係 / 比較政治経済学 / 経済政策 / 労働市場政策 / 社会保障政策 / 福祉国家 |
Research Abstract |
平成19年度には、それぞれの共同研究者が精力的に論文を執筆し、積極的に学会発表を行い、各々が担当する自由主義レジーム諸国について考察を深めた。各人が研究計画どおりの成果をあげており、平成21年度の全体研究の発表に向けて順調なスタートを切ったといえる。 個別の研究成果は以下のとおりである。新川は、近年の日本型福祉レジームの趨勢や、脱国民国家時代の社会的連帯の可能性について、論文を発表した。学会報告では、福祉レジームの新しい時代(再編期)について報告をした。新川は本科研全体の総括を担当するが、この役割にそって着実に研究成果をあげている。大嶽は、福祉国家論からも注目されるフェミニズムについて論考を公表し、また戦後日本政治および政治学を鳥瞰する論文を発表している。日米労働政治を担当する篠田は、日本の労働運動史について研究成果をあげるとともに、これを著名な国外学術誌で報告した。福祉財政を担当する岡本は、福祉財政の分析を通じて日本型福祉レジームの展開を明らかにし、論文として発表するとともに、精力的に学会発表を行った。
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Research Products
(10 results)