2008 Fiscal Year Annual Research Report
インドにおける消費パターンの変動と経済成長、1950-80年:中下層階層を中心に
Project/Area Number |
19330074
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
柳澤 悠 Chiba University, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (20046121)
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Keywords | 国際研究者交流 / インド / 消費 / 生活スタイル / 教育 / 経済成長 / 非農業雇用 / 都市化 |
Research Abstract |
1.本年度は、主に次の作業を行った。(1)イ'ンド・チエンチイで収集した、ダミル語雑誌"Kumutam" "Ananta vikatam"(1950-70年代)掲載広告を分析をした。(2)テイルチラーパツリ県村落で、近年の消費に関する聞取り調査を行った。(3)イシド・チェンチイでぐ異同研究者と討論を行い、ゼニラム農村地域でデータを収集した。 2.これらの作業を通じてi次のような知見を得た。(1)南インド村落の下層階層においては、1970年代に日常品消費の変化が生じはじめ、80年代以降に自転車やラジオなどの低価格耐久消費財の浸透が始まり、バイクなどの浸透も顕著となった。調査村では、ほとんどの下層階層の家屋が、藁葺家屋から瓦レンガ家屋に建替えざれた。(2)2000年以降は、指定力ースト成員が、ほかのカースト成員とともに、巡礼旅行に行き始めるなど、宗教活動上の変化が生じた。(3)だどだぼ下屠階層万一部も部市の私立小学校に子供を通学させる、村内の結婚式場で結婚式を行い始めるなど、教育面や生活スタイルの面でも顕著な変化が生じつつある。(4)村民の消費生活の変化の背景には、村民の非農業的な諸職業への就職や兼業の著しい進展がある。村民間の格差は、がってのように農葉関係収入の多寡でなくて、主として非農業収入の多寡によって決まるようになっている。(5)都希近郊の農村地域の-部は都市通勤民の居住地域化するなど、農村社会の非農業化が生じている。
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Research Products
(11 results)