2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19330085
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
宮下 清 Tokyo Metropolitan University, 経営学系, 教授 (50239399)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丹野 勲 神奈川大学, 経営学部, 教授 (70221405)
山本 寛 青山学院大学, 経営学部, 教授 (30240120)
中山 健 千葉商科大学, 商経学部, 教授 (50248829)
薄上 二郎 大分大学, 経済学部, 教授 (00289985)
細海 昌一郎 首都大学東京, 経営学系, 准教授 (80287953)
|
Keywords | 専門性 / 公的資格 / ホワイトカラー / NVQ / ビジネス・キャリア検定 / 米国人事資格 |
Research Abstract |
「研究目的」はホワイトカラーの専門性(知識、能力、コンピテンシー等)と公的資格の現状と課題を明らかにし、英米など先進諸国の実態や制度との国際比較を通して、組織が求める専門性や人事施策、公的資格のあり方を考察することである。これについて各メンバーは、それぞれの専門分野から文献研究や情報収集に取り組んだ。また、大学や企業など関連する組織での専門家に対するヒアリングを実施し、さらに個人調査も行うことで、ほぼ予定通りの取り組みを行うことができた。 「研究実施計画」から記述すると、文献研究ではビジネス・キャリア制度、ビジネス能力検定、英国NVQ、米国PHRなどの資格制度について、資料等の収集・分析および担当者との面談・質疑などにより、理解を深めた。次に予備的ヒアリング調査については、ほぼ当初の予定通り、アメリカへは8月上旬の経営学会での報告、ワシントンDCでの戦略人材協会(SHRM)、アメリカ訓練開発協会(ASTD)と企業を訪問し、英国へは10月下旬から11月にかけて、ロンドンのNVQ中央組織をはじめ、専門家のいる大学や調査協力先企業の訪問を実施し、資料収集と個別ヒアリングを行うことができた。 また、この問題についての理解を深めたことで、国内査としては専門性と資格の現状についての個人調査を実施し、400名からの回答を収集することができた。また企業へのアンケート調査は協力企業が確保できず、予算をH20年度に繰越し、取組んだものの実現できず、ホワイトカラー100名を対象としたフォロー調査として実施した。 現在は引き続き、日米英の組織・職務を比較し、専門性と公的資格の差異やグローバルスタンダードの可能性を検討している。また、繰り越された企業調査の実施準備や内容検討を個人調査の結果分析などと合わせて取り組んでいるところである。
|
Research Products
(6 results)