2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19330085
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
宮下 清 首都大学東京, 経営学系, 教授 (50239399)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丹野 勲 神奈川大学, 経営学部, 教授 (70221405)
中山 健 千葉商科大学, 商経学部, 教授 (50248829)
山本 寛 青山学院大学, 経営学部, 教授 (30240120)
簿上 二郎 大分大学, 経済学部, 教授 (00289985)
杉浦 正和 早稲田大学, 商学学術院商学研究科, 教授 (50409760)
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Keywords | ホワイトカラー / 公的資格 / 企業調査 / ビジネス系修士学位 / MBA / 個人インタビュー |
Research Abstract |
研究目的は「ホワイトカラーの専門性と公的資格」について、英米の実態や比較研究を通して明らかにすることで、平成22(2010)年度の研究計画では、昨年度までに実施したアンケート調査等の結果からの報告書や各研究分担者の執筆した発表や論文を集約し報告書としてまとめることであった。 そのため研究活動は本年度が最終年度であり、当初はまとめを中心とした取り組みを予定していた。しかし、個人からの情報しかないことから企業側の見方を取り入れることが必要であること、定量的アンケートの解釈にはホワイトカラー個人の意見や考えなどの定性的な情報も必要になることから、限られた時間と予算の範囲で、出来るだけの情報収集を行うこととした。具体的には、企業アンケートの実施と2008年の個人アンケートで得た情報の解釈につながる個人ヒアリング調査を実施した。これらが今年度の大きな取り組み内容となった。 企業アンケート調査は、東証一部上場企業等に送付し、71社の経営者や人事部門長からの回答を得ることを求めた。また個人ヒアリングでは、人事、経理、営業、情報の4部門のスタッフ各4名、計16名に各1時間程度の面談を実施することで、定性的な情報を入手することが出来た。これらのアンケートとヒアリング調査結果は、2008年度のアンケート調査と一貫性を持たせ、これらを併せての分析や考察ができるものである。こうした設計、準備、実施、特に個人ヒアリングでは面談日時や場所の設定でも相当の時間が割かれた。 したがって、当初の計画では、かなり早めに調査分析を終了し、それを踏まえての報告書作成ということであったが、実際にはまだ情報収集に関わっており、この点ではかなりの遅れとなったことは否めない。但し、情報収集に厚みを増したことで、今度のより有益な分析や報告につながることが期待される。
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Research Products
(6 results)