2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19330149
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
日野林 俊彦 Osaka University, 人間科学研究科, 教授 (80156611)
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Keywords | 発達加速現象 / 初潮 / 思春期 |
Research Abstract |
本年度は、平成17年2月に実施した第ll回全国初潮調査のデータを分析しながら、平成20年2月に実施した、第12回の全国調査の分類と集計を行った。 継続分析により、健康習慣と性成熟の関わり、一人っ子の性成熟、心理について、国内外の学会において発表した。 第12回の全国調査は、平成20年1月に学校総覧のデータを用い無作為抽出により、全国47都道府県の小学校と中学校、合計5850校に調査用紙を送付した。2月中の調査の実施を依頼した。小学校4年生から中学校3年生対象に、無記名で、初潮の有無と有りの場合は学年と月、附加質問として性別の受容、興味関心、朝食習慣、前夜の睡眠時間等が含まれている。前回の11回調査とほぼ同様の内容で、今回の中学校1年生から3年生は、前回の小学校4年生から6年生に該当する。最終的に47都道府県より、小学校405校、中学校568校、計1073校(回収率18.3%)から協力を得た。初潮に関する有効回収人数は、41798入であった。プロビット法(対数変換無し)を用いた平均初潮年齢は、12歳2.3ヵ月であった(標準偏差1歳3.4ヵ月)。平成17年に比較して、0.3ヵ月低年齢化していた。平成9年以降、12歳2.0ヵ月前後で推移していることになる。朝食や睡眠時間に関しては、大きな変化はみられなかった。性別の受容は、全学年肯定率が上昇するという変化が見られた。興味・関心に関しては、大きな変化は見られなかった。しかし、音楽への関心の始まりが低年齢化していると見られる。
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Research Products
(5 results)
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[Presentation] Sibling numbers and age at menarche2008
Author(s)
Hinobayashi, T., Minami, T., Akai, S., Yasuda, J., Shizawa, Y., Itoigawa, N. & Yamada, K.
Organizer
XXIX International Congress of Psychology
Place of Presentation
ベルリン国際会議場
Year and Date
2008-07-23
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